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第5話
オメガが人の言葉を理解しているようでますます不思議に思いながら正体を考えるアユ姉。
そんなアユ姉の発言に、ガタガタ震えながらお茶をいれるコウセイ。
そんな中、ソラトが見つけた一つの小包。
そうして始まったはじめてのおつかいでソラトが出会ったのは少女と白い蛇だった。
ソラト はじめてのおつかい
オーナーに頼まれていた知人のプレゼント。それを送るのを忘れていたコウセイ。
何としても今日中に送らないといけない。でもコウセイは仕事があって一日動けない。
てことで、みずから配達を買って出たソラト。このおつかいのせいで大騒動が勃発・・・と思いきや、おつかいは自体はあっさりミッションコンプリート。むしろヒッチハイクに成功するわ、運転手と仲良くなっていらないスクラップを調達してくるわ、バスを乗り過ごして帰れない緊急事態に家に泊めてもらえるわと、脅威のコミュ力を発揮。常識に疎いだけでコミュ力はあるのね。実際、コウセイやアユ姉、オーナーとも早くに打ち解けてるし。行動がぶっ飛びすぎてて地球人側が放っておけないだけなのかもしれない。
にしても年頃の女の子へのプレゼントに長靴ってどうなの。最後に活躍したからいいけど、アキトが送ったデコスタンガン並みにセンスがズレてんな。でもどっちもしっかり活躍してるんだよな。
少女と蛇神
かつて人間の女性と恋に落ちた蛇神様の伝説が残る村。そこでソラトが出会ったのは少女ニシキ・ミコと白い蛇のミコト。ミコトの操演すごかったな。
病気で母親を亡くし、父親は海外赴任で田舎の叔母へ預けられたミコが出会ったのが鉄を食べる白い蛇だった。ミコはその蛇に伝説にあやかってオオヘビヌシノミコト、通称ミコトと命名。そうしてミコは毎日のようにエサを運んできてはミコトと友情を育んでいた。どうやら叔母さんの農耕具なんかも食べさせていたみたいね。
しかし、ミコトは物理的に鉄を食べるだけでなく、付近の人間の血液から鉄分を吸収してしまう性質があり、しかもそれをミコト自身は制御できない。このため、自分の側にいるミコはどんどん弱ってしまい、命が脅かされることに。あの白髪は衰弱表現だったのね。普通に似合ってて可愛かったから最近よくあるおしゃれなのかと思ってた。
それでも母親を亡くし、父は遠い海外の地、血縁者の叔母がいるとはいえ住み慣れた地を離れた田舎暮らし。その孤独の中で出会った大切な友達と離れたくないミコは自分の命すら顧みない状態だった。
だからこそ、ミコトはミコを守るために暴れて危険な怪獣のフリをして討伐されることを望んだ。
ミコとミコトは確かに分かり合い、互いを思い合っていたのに、その生態故に共に生きることは叶わなかった。なんとも悲しい結末になってしまった。幸い、ミコが立ち直るきっかけにはなったから、ここからミコには幸せが訪れることを願いたい。
にしても、ミコトは倒されるために暴れたわけだけど、一体どうやって倒されるつもりだったんだろうか。この世界の科学力は怪獣を倒せるほどには発展していないけど。それをミコトは知る由もないだろうが。
ただ、ソラトから鉄分を吸収する描写がないから、もしかしたらソラトが地球人ではない強大な力を持つものだと見抜いていたのかもしれない。単に男の血液は対象外なだけかもしれないけど。
蛇神様の伝説
今回語られた人間の女性と恋に落ちた蛇神様の伝説。
今回、ミコや叔母さんから鉄分を吸収していた事を見ると、伝説の恋に落ちたの部分は鉄分を吸収するために女性の傍にいたことが「恋」として脚色されたものだったりするのかなと思ったり。もしかしたら恋に落ちた女性というのも村の人々が捧げていた「生贄」だったりするんだろうか。同時視聴では女性の鉄分を吸収する代わりに村の守り神となっていたんじゃないか。なんて話も出まして、邪神や妖怪ではなく神様として語られているあたり、生贄とかそういう感じじゃなさそうね。それこそお世話係の巫女が選ばれたりしてたのかも。かつては村も栄えて人口も多かったから今回のミコみたいに衰弱するほど一人の負担が大きくなかったのかもしれない。なんて考察も出てきて色々想像の余地がある伝説でしたな。
ソラト はじめての・・・
突如暴れまわったミコトを止めるため、ウルトラマンオメガに変身したソラト。
だが相手を見つめるオメガスコープを途中でやめてしまって目をそらすオメガ。やはり戦いたくは無いみたいだ。
だが、暴れまわるミコトが涙を流したのを見て、意を決してオメガスラッガーでミコトを切り裂くオメガ。この時、スラッガーをふるった腕で目が隠れているのが、オメガも涙を拭っているように見えて辛い。
戦いが終わったあと、ミコトはミコを守るために倒されることを望んだんじゃないか。って理解してたけど、戦っているときもミコトが本心で暴れてないこと、自分を倒して欲しがっていることは理解してたと思うんだよね。でもオメガには怪獣を助ける力は無いんや。ザナディウム光線があれば・・・。
しかしこれで怪獣=倒さなければならない者だったソラトがはじめて倒したくない怪獣と出会い、不本意ながら手にかけてしまうことに。この経験が後のソラトにどんな影響を与えるのか。
それとミコとミコトの関係から「友達」を感じ取ったソラト。この関係と自分とコウセイの関係が似ていることもにも気付けるだろうか。
次回
次回は登山?そしてアユ姉が中心になりそうな予感。
そしてタイトルは怪獣の探し物。これまた倒さないといけない!っていう怪獣じゃなさそうだけど、今回の経験が早速活きることになるのか。乞うご期待。