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RTAinJapanで解説を担当しました
2025年8月10日。
RTA in Japan Summer2025。
ウルトラ怪獣モンスターファームにて解説を担当しました。
いやー・・・自分がこんな経験をすることになるとは。
ということで今回は初めてRiJを観客ではなく参加者として迎えた話。
事の発端
事の発端は一通のメールでした。
このブログの問い合わせフォーム。まぁ大抵変な勧誘のメールしか来ないのですが、ここにるなそるさんからの解説依頼が来たことでした。
目ん玉飛び出たよね。マジかと。RTA勢じゃないやつにRTA in Japanを任せるだと!?みたいな。
もっとも、るなそるさんとの接点はこれが初めてではなくて、かつてウルトラ怪獣モンスターファームのRTAの動画を投稿した際、私が走ったチャートはるなそるさんをパクリ・・・参考にしたチャートで走ってましたので私はるなそるさんの事は知ってましたし、動画を投稿した後にるなそるさんからTwitterにて反応やアドバイスをもらった事があります。なので向こうもこちらは知っていたでしょう。
もっとも、RTAを走った頃は無職の就活中だったので時間もありましたが、投稿した頃には丁度仕事が決まって忙しくなったこともあって、そのアドバイスは活かせずじまいだったのですが、思えばこの時からすでに目をつけられていたのかもしれない。
投稿したRTA動画
とはいえ、依頼をもらった時の私の心はかなり前向きなもので、これは誰もができる経験じゃない。貴重な体験になるぞ。と。
それにるなそるさん曰くもう一人解説者がいるという事で、これはそのもう一人がメインの解説者で、私はるなそるさん達に不足しているウルトラマン関係の知識を補う役割だな。と思った私は日程の確認を取った上でその依頼を了承するのでした。
いざ、行動開始!
が、いざRiJに向けて準備が始まると私がメインの解説をすることが判明。
オイマジかよ・・・と思ったものですが、逆に考えれば初参加であれやこれや気を回せない状態の私がしっかり台本を用意できる役割を担えるというのはむしろ楽だったと思います。もしサブだったらメインの台本に合わせて話を組み立てたりする必要がありましたからね。
てことで、いざ台本制作。
るなそるさんからは「ゆっくり動画を作る感じで」「台本は短く無言が続く感じで。あとはアドリブで埋めていく感じ。」と基本方針と走者のお二人から実際に走るチャートや解説メモをいただいていましたが、ラスボス撃破RTAはしたことがあっても6emblemはやったことが無く、どう書き始めたらいいかわからない。ということでまずは自分でも走ってみることに。なにせ走者が実際に走るチャートが手元にあるのだから使わない手は無い!
ちなみにこの時のタイムは1時間52分18秒でした。遅いな。
一回走って自分で体感することで「こういう事が言いたい」「こういうところに注意したい」というのが明確になるので、あとはひたすらそれを文章にするだけでした。
なお、最初はいつものウルトラシリーズの感想動画やゆっくり解説のノリでボケや小ネタも台本に組み込んでいたのですが、皆さんからは「ちょっと文章が長すぎないか?」とアドバイスをいただきました。
このアドバイスは実に的確なもので、実際にるなそるさんのアーカイブに合わせて話してみたら全然喋りきれない。ついでに読み直してみたら共感性羞恥が働きそうな文章で、自分はこんな文章を他人に見せたのか・・・と思いながら極力ボケを廃し、文章はAIの力も駆使しながら要約。
原稿が完成したあとはるなそるさんのアーカイブ、自分が走った動画などに合わせて読む練習。最後はるなそるさんの動画と自分の動画を同時に流して並走する走者を解説する練習も行いました。並べてみると自分の走りが遅すぎて恥ずかしくなったのは別のお話。
いざ、本番!
本番のアーカイブ
こうして原稿が完成すると、一気にRiJ本番を意識するようになっていき、「来週のこの時間にはRiJってマジかよ」「3日後のこの時間にはRiJってマジかよ」「明日のこの時間にはRiJってマジかよ」みたいなことをずっと思っていたと思いますw前日には「新幹線の中でもこれ降りたらRiJってマジかよ。とか思ってるんだろうなぁ」って思ったら本当に新幹線の中でそう思ったというw
もう新幹線の中ではひたすら台本を読んでましたねwただ、不思議なもので「この部分にこの解説がたりなくないか?」みたいな練習中には全く気付かなかった台本の不備がこのタイミングで気づくもので、新幹線の中で手書きで書き加えたりしてました。やはり本番を意識すると頭の働きも変わるのでしょうか。
そうして会場にたどり着き、現地で他の皆様と合流。ネットで知り合った方とリアルで会うという経験は初めてだったのですが、皆様気さくな方ですごくやりやすかったですね。
その後は、一度リハーサルをしてからの本番。そしてウルトラ怪獣モンスターファームの一つ前のゲームが始まったことで本番席へ。そのゲームのESTが1時間だったので「まだ余裕あるなあ」と思っていたら、そのゲームが4人の並走だったのですがなんと3人が15分で終わらせてしまうという。話が違うやんけ!と思いながら慌ててトイレにいきましたねwなお、最後の1人が45分ぐらいかかったのでそれはそれで生殺しだった模様。
そうして迎えた本番。事前のリハーサルのおかげもあって思ったより緊張しなかったと思います。同時にあらかじめ個人でも練習を重ねて「この場面でこれを話す」ということを頭の中で明確にできていたことも大きかったと思います。実際、用意した原稿の内容通りには中々話せなかったのですが、何を話すかが明確になっていたことで台本を読まなくてもスラリと言葉が出てきたりしましたね。
にしても、台本にはダダやバルタン星人、ウルトラマンたちなど本作に登場するキャラクターたちの原作を紹介しようと小ネタを用意したのですが、全く話せませんでしたね・・・。どうせならウルトラシリーズにも興味を持ってもらいたい。という私の野望は未達成となりました。
その本番はいきなり怪獣の再生をミスるというガバから始まったわけですが、むしろこれがええ!?みたいな感じになって会場の皆さまが笑ってくれたのがむしろ緊張が解ける要因になったかもしれません。るなそるさん的には笑い事ではないのでしょうが。
そして本番ではらむPさんにとても助けられました。私の解説の合間に補足を挟んでくれたり、私だけでは把握しきれない現状把握をしてくれたり、私の話に合いの手を入れてくれたりと、らむPさん無しで1人でやっていたら大変な上にひどい解説になっていたと思います。
でもって、その本番の走りはお二人共記録を更新するほどの素晴らしい走りで、一時は逆転もあるのではないか。と思わせるほどの白熱のレース。素晴らしい走りを現地で、しかも特等席で見てしまいました。これを解説できるとか最高の気分でしたね。
あ、そうそう。ウルトラ怪獣モンスターファームのRTAが終わった後にカメラにダダのソフビを映したのは私です。一度やってみたかった!ついでにワイプに映っていたダダのソフビとウルトラメダルは私の私物です。せっかく解説をするならグッズで盛り上げたかった!なお、当初私の頭の中では腕にブレーザーブレスを付けながら解説しようか。とか思ったんですが、流石に邪魔になるなと思って却下。実際映像を見てみたらモニターに隠れてほとんど腕は見えなかったので、この判断は正解でしたね。
あと最後にウルトラマンオメガの宣伝をしたいと申し出たのも私です。このチャンスにどんどんウルトラシリーズの存在を広めていかないとね!


本番を終えて
もう感無量。
目の前で見れた最高の走り。現地の空気。それを解説できたこと。
まさか自分が配信で見ていた舞台に自分が立つことになるとは夢にも思っていませんでしたが、今は参加して良かったと思います。
走者のるなそるさん、newsさん。一緒に解説してくれたらむPさん。
とても楽しい経験と思い出になりました。ありがとうございました。
後日談
実家で顔を合わせた弟から「RTAinJapan見たぞ。」と言われてワイ無事死亡。
RiJ解説に使ったアイテム
KING JIM KAKIKO

印刷した原稿を挟むクリヤーブックを探していた時に見つけた物。
一般的なクリヤーブックと違ってファイリングした後も原稿に書き込むことができるので、読んだ時に気づいたことをその場でサクッと書き込めるのが便利。
原稿はGoogleドキュメントで書いたのでiPadでいいかとも思ったのですが、紙でページ分けされている方が読みやすく探しやすいのでこういう場面では紙がベスト。
ウルトラ怪獣モンスターファームは神ゲー!みんなもやろうね!
