ウルトラマンの話

『ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ』第15話「ココロのカタチ 奪われた星雲荘」 感想

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自我を持つAI

コーヒーを差し入れしてくれるエディオムに対してAIであることを忘れてしまう。というユカ。

だが、エディオムいわく自我を持つAIは珍しい存在ではない。確かにエリーとかジャン兄弟とか自我のあるAIってシリーズで他にもおるね。

そんな中で今回はウルトラマンジードにてAIレムが実体を持ったあの話を再放送。

そしてレムの人間態を演じたのはレムのCVを担当している声優の三森すずこさん。まさかの中の人ご登場である。しかもレムがその姿を取った理由が音声を元に地球人的肉体を形成した結果、この女性の姿になった。要は自分の音声から逆算した人間の姿がこれ。という三森すずこさんが出演するにあたってそれっぽい理由が作られたのが面白い。・・・ってことはこの理論からするとゼロの人間態をレムが作ったら宮野真守さんの姿になるんだろうか。

そんな三森さんはレムの人間態を演じただけでなく、メカゴモラのコクピットに乗り込んだり、リクの味方であるレムと伏井出ケイに忠実なレムの一人二役を演じたりと、特撮出演をものすごく満喫しておられましたね。今回は当然カットされてますけど、本放送だとエンディングの映像でオフショットが公開されててリク役の濱田龍臣さんたちと楽しそうにしている三森さんの様子とか流れてましたね。

でも、AIが精神世界でもう一人の自分と対峙するっていう展開は中々見ない気がするね。相反する2つの精神が同時に存在する。完全に人間の心じゃないか。最後にユカとエディオムが人間とAIの違いって何なんだろう。って話してたけど、ここまで来ると本当に何が違うんだろうね。別作品だと人間にしか発動できない装置を自我を持ったAIが発動させたりとかあるけど、レムも普通にウルトラマンに変身できそう。そういえば、ロボットやAIが変身するウルトラマンっていないよね。

なお、レムが口走ってリクが慌てていたリクがベッドの下に隠している物とは思春期のそういう本ではなく、ドンシャイングッズなんだそうな。

伏井出ケイ

三森すずこさんの出演を始めレムが主役回だったこの回。その一方でヴィランの伏井出ケイとサポート役の石刈アリエの描写も後々の事を思えば色々含みのある物だった。

リクに対してお前の大事なものも全て奪ってやる!と呟いていたり、圧倒的な力こそが希望だ!と叫んでいたりというのは、故郷を滅ぼされたところをベリアルに拾われたという伏井出ケイの生い立ちを考えれば悲壮感すら感じる。ほんと、あの時伏井出ケイの目の前に現れたのがベリアルじゃなければ違う道を歩んだんだろうなぁと思う。ベリアルに決められた運命を覆したリクとベリアルに決められた運命を歩き続きた伏井出ケイ。

一方、レイトに取材を申し込むことでゼロの足止めを担った石刈アリエ。怪獣の出現を察知してレイトの体を借りたゼロに対して、レイトに色仕掛を仕掛けることでゼロを抑え込みジードの支援に行かせないファインプレーを見せる。なにげにレイトの体を借りたゼロを抑え込んだのってアリエだけだった気がする。

これ自体はナイスプレーなんだけど、問題は後にアリエの正体はベリアルだったことが判明する事。

つまり、ベリアル陛下が女性の姿を借りてゼロに色仕掛を仕掛けていたことに・・・設定的には石刈アリエ自体は地球人で、そこにベリアルが宿って意識を乗っ取っていたらしいけど、同じく人間の身体に宿ったウルトラマンだからこそゼロを抑え込めたって事なんだろうけど、ゼロに色仕掛けするベリアル陛下という絵面が酷すぎるw

しかし最近ウルトラマンを見始めて、ジード本編を見ていなくてジェネスタだけ見ている人からすれば、前回余裕綽々だった伏井出先生がボロボロになってるのかw

一体何があったんだろうって感じだろうねw

次回

次回はにせウルトラマン特集。

にせウルトラマンオーブが登場したニセモノのブルースも使われるみたいで、サブタイトルがニセモノのオーケストラ。一人で演奏するイメージのあるブルースに対して、多くの人で演奏するオーケストラ。タイトルがいいね!

思えばジードも出自的にはにせウルトラマンベリアルな所があるし、混ざらないかなw

出演:濱田龍臣, 出演:山本千尋, 出演:長谷川眞優, 出演:小澤雄太, 出演:渡辺邦斗, 出演:潘めぐみ, 出演:三森すずこ, 監督:坂本浩一, 監督:市野龍一, 脚本:安達寛高, Unknown:濱田龍臣
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