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マイクレビュー CLASSIC PRO CM15 安価ながら確かな品質のヘッドウォーンマイク PRO8HE WH20XLR とも比較レビュー オーテクとSHUREを脅かすでこれは!

2023年12月5日

いつの間に販売してたんだ?

先日サウンドハウスさんのホームページを覗いていたら・・・

引用元:https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/319981/

ヘッドウォーン型ダイナミックマイク CLASSIC PRO CM15

(ちなみに販売サイトではヘッドセットに分類されているが、個人的にこのタイプはヘッドウォーンだと思う。)

こんなの売ってたっけ?少なくとも去年にヘッドウォーン型のマイクを探していた時には無かった気がするけど。

とはいえ、このタイプで4000円はかなりお安い。気になったのでポチってみた。

なので今日はこのマイクのお話。

レビュー開始

評価(4/5)

まずは音質チェックから

誰もが一番気になるであろうマイク音質からチェックしていきましょう!

今回の比較対象は

・CLASSIC PRO CM15
・audio-technica PRO8HE
・SHURE WH20XLR
・SENNHEISER e835

PRO8HEとWH20XLRはダイナミック型ヘッドウォーンマイクでは定番のモデル。

e835はPRO8HEとWH20XLRと近い価格帯なのでスタンドマイク代表として出てきてもらった。

また全てのマイクにはマイクブースターを使用している。

※音声乱れる場合はブラウザを変更してみてください。
当方にてGoogleChrome、Opera、Edgeでの正常動作を確認しております。

CLASSIC PRO CM15

audio-technica PRO8HE

SHURE WH20XLR

SENNHEISER e835

こいつは驚いた・・・!

CLASSIC PRO CM15、audio-technica PRO8HE、SHURE WH20XLRはそれぞれが違う性格の音がしている感じがするので一概に優劣はつけ難いが、どれも聞き取りにくいということはない。強いて言うなら音のクリアさはPRO8HEとWH20XLRの方が上だろう。だがPRO8HEとWH20XLRが1万円程度の価格に対してCM15は5000円以下。半額以下なのである。
ボーカルで使いたいというなら話は変わってくるかもしれないが、トーク目的ならCM15で十二分ではないだろうか。

ちなみに若干ノイズが入っているのはマイクブースターとの相性によるものと思われる。OBSを使うなら標準のノイズキャンセルで軽減できる。

CLASSIC PRO CM15 + OBS標準のノイズキャンセル

ところでCLASSIC PROってなに?

CLASSIC PROはマイク、ヘッドホン、楽器などなど音楽関係の商品を取り扱っている「サウンドハウス」さんのいわゆるプライベートブランド。
1000円で買えた本格スタンドマイク「CM5」は動画活動をしている人なら一度は聞いたことあるかもしれない(まぁ、今は値上げで1500円になっちゃったけど)。

サウンドハウスさんは近年では音楽関係以外にもキャプチャーボードや背景用のグリーンバックを販売したりなど、音楽だけでなく配信活動も広くサポートしている。プライベートブランド以外にも幅広いマイクを取り扱っており、Amazonでも扱ってないような商品があったり、安く買えたりと動画活動をするなら抑えておきたいサイトである。

スペック


■ダイナミック型 ヘッドセットマイク
■指向性: 単一指向性(カーディオイド)
■周波数特性: 80Hz-16KHz
■インピーダンス: 600Ω±30%
■感度: -57dB±3dB (0 dB = 1V / Pa`1KHz)
■コネクター:XLR 3PIN
■ケーブル:4m

引用元:https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/319981/

これといって特筆するところはないよく見るダイナミックマイクのスペック。
接続がXLRなのでパソコンに繋ぐにはオーディオインターフェースが必要。

外見

箱は味気ないほどシンプル。

本体。
ウインドスクリーンは装着されている一つだけ。予備は無し。
マイクブームが短いようにも見えるがしっかり口元には持ってこれるので問題はない。

こめかみに当たる部分にはクッションが付いている。

ケーブルを体に密着させるためのクリップ。

つけ心地の比較

最初に言えることは、ヘッドウォーンマイクは元々ライブやステージを想定して頭にガッチリ装着されるようになっている。
(アイドルがライブで顔につけているマイクがヘッドウォーンマイク)
このため、この手のマイクは基本的に頭を締め付ける感じになるため基本的につけ心地はあまり良くない。ゲーミングなどに使うヘッドホンと一体になっているマイクと比べてはいけない。

それを前提でつけ心地を比較すると

CM15>PRO8HE>WH20XLR

の順番と感じた。

それぞれの装着感を述べると

・CM15

耳掛けとこめかみで支える感じ。こめかみへの締め付けは他のマイクより強くない。その代わりホールド感も弱い。パフォーマンス用には向かないかも。
また左側のこめかみのクッションがキレイに垂直に当たらないためズレているように感じる。クッションの角度が変更できればよかった。

・PRO8HE

こめかみのみで支える感じ。耳は楽だがこめかみがツボ押しされている感覚になる。
ただ、こめかみ一点集中なのでこれに慣れれば馴染むのは早いかも。

・WH20XLR

コチラもこめかみが中心。他のマイクと違って後頭部にも少し負担を感じる。
ただし、このマイクだけはフレームの部分が金属でできているので力を加えれば広げたり曲げたりすることが出来るのでこめかみの部分はなんとかなる。むしろ後頭部の方が難点かも。

といったところ。

繰り返すがつけ心地はあまり良くないというのが前提である。

総評

評価(4/5)

この価格でこのマイク音質は驚きの一言。安かろう悪かろうではなく手軽に試せる良いマイクとしてオススメできる。
ヘッドウォーンマイクの入門としては持って来いの一品。

というかサウンドハウスさんが独自にこれだけやれちゃったらaudio-technicaとSHUREの立つ瀬が無いな。

サウンドハウスさんでaudio-technicaのATH-M50xSTS的なストリーマー向けヘッドセットを安価で出してくれたりしないだろうかw

今回登場したマイク達









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