ウルトラマンの話

『ウルトラマンアーク』第4話「ただいま怪獣追跡チュウ」 感想

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第4話

商店街を荒らし回るお騒がせネズミを追うお話。

なお、SKIPの活躍はあまり報道されないんだとか。地味な役回りだからねぇ。

ネズミ退治

行きつけの商店街の皆様から商店街の配電盤を食い荒らすネズミを退治してほしいと依頼されるリンとユウマ。

所長を通さず依頼を受けたわけだけど、それに対し所長は依頼を承諾しユピーを派遣。シュウも特に文句を言うこともなく、二人を全面的にバックアップしてくれると。

歴代防衛チームにはウチは怪獣が専門なんだからネズミ退治は専門業者に頼んでよ。とか言い出しそうなチームもいるけど、SKIPは商店街の皆様の依頼にも柔軟に対応してくれると。むしろ、防衛チームっていうしがらみがない分こういう時にSKIPは強いのかもしれない。リオドの時もそうだけどこういう防衛隊が動いてくれない依頼こそSKIPの本領発揮というわけだね。

ただいま充電チュウ

商店街を騒がせていたいたずらネズミの正体は、かつて研究されていた電気を食べる新型のバクテリアを体内に持つネズミ。研究していた個体は研究中に死んでしまったらしいけど、別の個体が星元市に巣を作ったとの事。なぜそんな特別なネズミが星元市に・・・。

シュウが調べた情報によるとこのネズミは電気を与えた瞬間凶暴化したとの事で、所長はリンに絶対に電気を与えるな!と言ったわけだけど時すでに遅し。新型発電機から電気をもりもり貰ったネズミは50m級の大型怪獣電鼠怪獣ネズドロンとなっていた。

なんか二年前にも同じような展開を見たなぁ。あの時は武居監督メインの作品で辻本監督の担当回だったけど、今回は辻本監督メインの作品で武居監督の担当回。

電気でネズミで5文字の名前。そしてタイトルのチュウというカタカナ。まさかモチーフになっているのはあの世界的に有名なでんきタイプのねずみ・・・?もっともネズドロンは電気を食べるだけで10まんボルトはしてこなかったけどね。

むしろ武器となっていたのは異様に固く発達した頭部。その部分で突進の威力を高めたり、殴ったアークのほうが痛がるほどの硬さで攻防一体の武器。なるほど、でんきノーマルタイプのネズミだったか。

更に一体何がどうしてこうなったのか、発電機のケーブルと一体化し効率よく電気を食べられるように変貌。そうならんやろ。ケーブルから電力をもらいながら戦うとかどこの人造人間だよお前は。

にしても、宇宙時代に向けて食物ではなく電気からエネルギーを接種できないかという研究テーマがあったというのはすごい話だな。現実においても食糧問題が騒がれていて昆虫食なんていうものも出てきてるわけだけど、この世界ではエネルギーを接種するために食べる以外の選択肢を考えたわけか。

・・・人間にそのバクテリアを埋め込んだ実験とかしてないよね?

商店街を救うヒーロー

ケーブルから電気を貪り続けるネズドロン。

ネズドロンが利用している新型発電機に使われている鉱石は扱いがデリケートで、無理やり発電を続けたら大爆発を起こしかねない危険な代物。しかもその爆発は発電所を越えて商店街にまで影響してしまうかもしれない。

ということで、商店街を守るべくリンとユピーが奮闘。今回の主役はこの二人だったね。ユウマとシュウが相棒になっていくように、リンとユピーも良き相棒といったところ。同時にユピーが持つ消火装置、怪力、マルチケーブルなど数々の機能のお披露目回でもあったね。ユピーにマルチケーブルで発電機の制御装置にアクセスしてアレコレやってたけど、あれは制御装置にハッキングして発電を無理やり止めたってことなのかな。ただの発電を止めるだけならボタン一つで止まりそうなものだけど。発電システムまでネズドロンの支配下にあったってことなのか、あるいは安全に止めるためにああいうことをしたのか、なんにせよそれによって商店街への被害を最小限に抑え、ネズドロンが電気を蓄えるのを阻止し、アークの勝利にも貢献。

今回怪獣を倒したのはアークだけど、商店街を救ったのはリンとユピーだったわけで。これもまさにヒーローだったね。怪獣と戦えなくても自分ができることを精一杯やる。こうしてSKIPはアークと共に戦っていくんだろうね。

煽り最強のヒーロー

リンが発電を止めるべく奮闘している中、アークはネズドロンに立ち向かうも頭部の硬さと突進攻撃に大苦戦。

しかし、ネズドロンが融合したケーブルのせいで行動範囲に制限があることを知ると、ネズドロンの行動範囲外からネズドロンを煽りだす。しかも煽った上で距離を取って遠距離攻撃でチクチク攻撃するという。それでいいのかさいきょうのヒーロー・・・。そして煽っていたらキレたのか、発電が止まってケーブルが要らなくなったのか、無理やりケーブルを引きちぎったネズドロンから手痛い反撃を受けることに。慌てて何枚も貼ったバリアもいとも簡単に粉砕されて、情けなさすぎるぞさいきょうのヒーロー。あの煽りはユウマの意思なのかアークの意思なのか。

それでも最後は人々の応援を背に、ユウマの想像力が生んだ太陽の力ソリスアーマーの力で厄介な頭部を粉砕し勝利を収めるのでした。

ていうか、とどめを刺す時にアーマーを解除してアークファイナライズを使ってたけど、ソリスアーマーに決め技無いのか。アーマーというパワーアップが登場してもノーマル形態に見せ場があるというのはいいね。ソリスアーマーに決め技が無いのが幼い頃のユウマの想像によるものなら、パワーアップ形態がある中で基本形態がとどめを刺すというロマンを幼い頃のユウマはすでに理解していたというのか。

それと商店街の皆様からアークが応援されてたけど、登場してからの3ヶ月でアークはすっかり人々の間でヒーローとして受け入れられているんだね。

ちなみに、アークが想像力を解き放つ時の首を傾げるあの動きはアークトリッキーテクニックという名前がついているんだとか。

お留守番二人

現地で依頼を受けたユウマとリンに対し、今回は現場に出ること無く支部で裏方に回った所長とシュウ。配電盤を食い荒らすネズミと聞いて例のバクテリアネズミにたどり着いたり、発電施設の調査許可をとって円滑に調査が進むように手助けしたりと、外には一歩も出なくともしっかり活躍。まぁ、バクテリアネズミの件は時すでに遅しだったけど。

そしてアークがこれまでに確認されていない鎧を身にまとい怪獣を倒したという話をリンから聞いてアークは一体何者なのかと思いを巡らせる所長。それに対し何にせよ貴重なデータであると呟いたシュウ。

おいおい、なんだこの意味深な空気は。まぁでもシュウの調査対象にはアークも含まれるかそりゃ。例の数値と並んでアークも重要な調査対象なんだろうね。そして所長はシュウの調査についてどこまで知っているのか。SKIPには内密で言ってたから所長も全く聞かれてないんだろうとは思うけど。とか言いつつ、コーヒー飲みながらウルトラマンアークの名付け親としてアーマーの名前を考えてるとかだったら面白いけどw

にしても所長はシュウに敬語で話すんだね。星元市のSKIPをまとめているのは所長だけど、部下ではなく外部からのお客さんとして扱っているんだな。

次回

次回は所長のかつての先生が登場。なんでも子どもたちが憧れる恐竜博士なんだとか。

所長が関わる話で恐竜。すこしぶっこみ過ぎではなかろうか。

来週も新怪獣の登場に、アークの水中戦がある模様。

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