作品紹介　ウルトラマンティガ

この記事は2017/07/17に書いたものです。

概要

第二回は平成の初代ウルトラマン、ウルトラマンティガの紹介です。

ティガに変身する主人公ダイゴをジャニーズ所属のアイドルグループV6の長野博さんが演じたことでも有名ですね。ジャニーズタレントが特撮に出演するのはこれが初めてです。

まぁ、そのせいで再放送とかネット配信とか全然されないんですけどね！おのれジャニーズ！
※2021年 遂にウルトラマン公式サブスクリプションサービスTSUBURAYA IMAGINATIONにてネット配信解禁されました。

平成という新しい時代の初代ウルトラマンとして今までのシリーズとは世界観を一新。

M78星雲なんて名前すら出てきません。ただ、初代ウルトラマンはゲスト出演します。

ウルトラシリーズとしては初となるタイプチェンジが導入された他、いままでのウルトラ戦士とは全く違う大胆にえぐり取られた頭部やトリコロールのカラーという通称「ティガタイプ」と呼ばれる新しいデザインを生み出しました。このデザインは美しいウルトラマンとして本職の美術家からも評価されています。

そんなティガですが、前述の通りM78星雲が存在しない世界なので従来の宇宙人ではなく超古代の地球を守っていた光の巨人という設定になっており、これまた従来作品とは違いティガに意思は存在せずティガの力や選択は全て主人公であるダイゴに委ねられる事になります。人であり光である存在としてダイゴが苦悩しながらも成長していく姿が描かれます。


特撮面では当時の最先端技術であったCGを積極的に取り入れアナログ時代とは違う新しい特撮を見せてくれます。
ちなみに一話にかけた予算は4000万円だったそうな。パネェ。

平成という新たな時代の初代ウルトラマン。ぜひ一度ご覧ください。

ウルトラマンティガはTSUBURAYA IMAGINATIONで配信されています。

INABA的おすすめエピソード

第32話「ゼルダポイントの攻防」

巨大怪鳥シーラが出現。怪獣は一直線にある場所を目指していた。
ゼルダポイントと呼ばれるその場所にはかつてある科学者が生み出したゼルダガスという物質が封印されていた。
ゼルダガスは少量で莫大なエネルギーを生み出す新たなエネルギー源として注目されていたが研究中の事故により科学者の娘が犠牲となってしまったことから危険として封印されたいわくつきの物質であり、もし怪獣がゼルダポイントに到達すれば甚大な被害が出ることは明白であった。
ゼルダポイントを守るため作戦を練る防衛チームGUTSだったが、そのGUTS本部にゼルダガスを生み出し、今もまだゼルダガスを研究し続ける博士が現れる。
彼から語られるゼルダガスの真実、シーラはなぜゼルダポイントを目指すのか、なぜ彼は娘を犠牲にしたゼルダガスを研究し続けるのか、そしてティガが見るゼルダガスの結末とは。


ティガのエピソードの中では若干マイナーなエピソードなのですが心に残るエピソードです。
忌み嫌われながらも己の生み出した罪に向き合い続ける博士の想いとひたすらにゼルダポイントを目指し続けるシーラの想い。
それぞれの想いを見届けた先に待つ切なくも感動のラスト。ぜひ見ていただきたいエピソードです。

このエピソードの脚本を担当したのは太田愛さん。

ウルトラマンティガでテレビ脚本家としてデビューし、ウルトラマンではティガからメビウスまでの作品に参加。その後テレビ朝日の刑事ドラマ相棒の脚本も担当したことのある人物です。

私、この人が担当した話大好きです！

紹介動画

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