ウルトラマンの話

作品紹介 ウルトラマンマックス

2017年7月16日

この記事は2017/07/16に書いたものです。

概要

2005年放送 全39話+総集編

日記投稿のネタが無いのでウルトラシリーズの作品を紹介していきますよ。

記念すべき第一回は2005年放送 最強、最速の戦士「ウルトラマンマックス」。

初代ウルトラマンじゃねーのか!というツッコミが聞こえてきそうですが、皆さん初代ウルトラマンの紹介なんて腐るほど見たことあるでしょう?
普段あまりスポットの当たらない作品こそ紹介する意味があるのですよ。
去年やってたウルトラマン50周年特集だって昭和シリーズばかりでしたので平成重視で進めていきます。

当然、昭和シリーズも大好きなので気まぐれで紹介していきますよ。

さて、このウルトラマンマックス。実は本来なら存在しない作品でした。

2006年にシリーズ40周年を控えていたウルトラシリーズは40周年記念作品として「ウルトラマンメビウス」が企画されていました。
当初のウルトラシリーズの放送予定では2005年冬まで「ウルトラマンネクサス」を放送し、その後メビウスが放送される予定でしたがネクサスが業績不振により放送短縮されてしまい、夏で最終回を迎えることが決定しました。

そうなるとメビウスが2005年夏から放送開始になってしまうのですが、40周年記念作品を放送するには早すぎるタイミングでした。

その為の繋ぎの企画として生まれたのがこのウルトラマンマックスです。


この作品の特徴は何と言っても話のバラエティの豊かさ。
なんせ全く予定に無かった急増企画だったのでとにかく話数を確保することが求められました。
その為、様々なところから脚本家と監督が招集され全39話というシリーズの中では少ない話数ながら参加脚本18名、参加監督11名というとんでもない大所帯となったのです。

これだけの大所帯になると問題になるのは各話の矛盾、整合性ですがそんなものは一切気にせず全話をパラレルワールドで起きたことにするというとんでもない方法で解決。それでいいのか・・・・。
招集された監督、脚本もそれに答え各々の個性を活かして作品を作った結果、シリーズ随一のバラエティの豊かさを誇る作品になったのです。

シリーズ屈指のシリアスで感動的な話を描いたと思ったら、その翌週にはシリーズ屈指の復帰崩壊カオス回を放送したりとやりたい放題な構成。しかも両方、形は違えど地球崩壊の危機を迎えてるという。
話毎に内容がガラリと変わって飽きることなく見続ける事ができるのでウルトラシリーズ入門作としてもオススメです。他の作品より短いしね。

また、ファンの間では登場怪獣がシリーズ屈指の強敵ぞろいということでも知られています。
前述の通り各話フリーダムに作られているので正統派の強敵から変化球な強敵まで様々な強敵が存在します。
そのためファンからは作品のキャッチコピーにちなんで「(敵が)最強、最速」とまで言われる始末。
ネットでウルトラ怪獣最強議論が始まるとこの作品の怪獣が真っ先に名前が挙げられる程です。
その強敵たちをマックスと地球人がどのように乗り越えていくのか。ここも大きな見どころですね。

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INABA的おすすめエピソード

第15話「第三番惑星の奇跡」 

突如出現した謎の白い巨大な物体。危険な物質を放出するわけでもなく、爆発するようなエネルギーも検知されないその物体に対し焼却処分を決定する防衛チームDASH(ダッシュ)。
焼夷弾が撃ち込まれ白い物体は焼き払われた・・・と思いきや白い物体は焼夷弾を吸収し火炎を吐いて暴れまわる凶暴な怪獣へと変身。
たまらず攻撃を開始するDASHだったが、怪獣は撃ち込まれたレーザーやミサイルを吸収し、レーザーやミサイルを発射できる怪獣へと進化。DASHを返り討ちにしてしまう。
DASHの危機にカイトはウルトラマンマックスへと変身。怪獣に立ち向かうがレーザーとミサイルの波状攻撃に追い込まれ起死回生のマクシウムカノンを放つ。怪獣は爆発四散し自体は無事に解決した。かに思われたが怪獣は脅威の再生力で復活し逆にマクシウムカノンを乱射する存在へと進化してしまう。
乱射されるウルトラマンの光線にマックスは為す術もなく敗北した。
人類には「イフ」と名付けられたその怪獣を止める術は無い。このまま地球は滅びの時を迎えてしまうのか。

第16話「わたしはだぁれ?」

地球に隕石が落下。幸い隕石は大した質量はなく被害は皆無と言ってもいいものであった。
しかし、隕石が落下してからというもの物忘れを訴える人々が続出していた。
そんな中、DASH基地ベースタイタンに怪獣が出現する。
直ぐ様、出撃準備を整え得るDASH。全ての準備が整いいざ発進というその時、DASH隊員の全員が呟く。

「・・・どうやって操縦するんだっけ・・・?」

一方、基地周辺の見回りに出ていたカイトは怪獣出現をうけウルトラマンマックスへ変身しようとマックススパークを掲げる。そして呟く。

「・・・どうやって変身するんだっけ・・・?」


上述した「シリーズ屈指のシリアスで感動的な話を描いたと思ったら、その翌週にはシリーズ屈指の復帰崩壊カオス回を放送したりとやりたい放題な構成。」とはこの事。


この2つを続けて見ていただければウルトラマンマックスという作品を一瞬で理解できるでしょう。

ちなみにこの2つのエピソードを担当した脚本家は同じ人です。同じ人です。

紹介動画

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