ウルトラマンの話

作品紹介 ウルトラセブン

2017年8月5日

この記事は2017/08/05に書いたものです。
第7回は7に因んでウルトラセブンをご紹介。

今年で放送50週年を迎えた作品ですね。
©円谷プロダクション
引用元:Amazon.co.jp: ウルトラセブンを観る | Prime Video

概要

さて、多くの方が疑問に感じていると思われることですが・・・

 

なんでウルトラマンセブンじゃないの?

あ、ウルトラマンセブンとか言ってしまうそこのアナタ?

 

小便は済ませたか? 

 

神様にお祈りは? 

 

部屋のスミでガタガタふるえて命乞いをする心の準備はOK?


(私に)闇討ちされても文句は言えませんのでご注意ください。

さて、答えを申し上げますと、この作品はウルトラマンの直接の続編では無かったというのが理由ですね。
ウルトラマンとは違う世界観としてウルトラセブンは作成されました。
そもそも、この頃にはウルトラマンという名称は初代ウルトラマンしかいないわけで、あくまでもウルトラQ、ウルトラマンに続くウルトラシリーズの第3弾として制作されたわけですからウルトラマンと付かない方が自然です。

まぁ、大人の事情で結局同じ世界観ってことになるんですけどね!
ちなみ初期のセブンには地球での活動制限時間は無いという設定になってました。
だからカラータイマーも付いてないんですね。必要ない物だったので。
もっとも、セブンをデザインしたデザイナーさんはどうせ時間制限つけるんだろ?とカラータイマーの代わりの物を予め頭に埋め込んでおいたんですけどね。そしてその予想は見事に的中するという。

前作ウルトラマンが怪獣とヒーローの戦いを中心としていたのに対し、今作では地球侵略を狙う宇宙人と侵略から地球を守るために戦う地球人との戦いが描かれます。ウルトラセブンはその中で地球人に肩入れして地球を守るために戦うことになります。
ちなみにセブンが地球にやってきた目的は観測のためで初めから地球防衛に来たわけではありません。その中で勇敢な地球人の行動に感動した彼は独断で地球防衛を始めるんですね(命令違反)。

ちなみに彼は故郷において観測員のナンバーで呼ばれており「ウルトラセブン」という名前は地球人が命名したものです。地球防衛隊ウルトラ警備隊の7番目の隊員という意味が込められているんですが、この命名のシーンは残念ながらカットされてしまいました。

そういった作風なので巨大な怪獣や宇宙人が登場しない話があったりするなどウルトラシリーズの中でも異色作といえる作品ですね。(まぁ一番の異色作は次回で紹介する予定ですが。)

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INABA的おすすめエピソード

第43話「第四惑星の悪夢」

コンピューター制御による長距離自動飛行ロケット「スコーピオン号」が完成する。
そのテストパイロットに選ばれたモロボシ・ダン(=ウルトラセブン)は同じくテストパイロットに選ばれたソガ隊員と共に20日間のコールドスリープを経てある惑星に不時着する。
地球とよく似たその惑星で、ダンプカーに轢かれそうになっていた少年を助け出したダンだったが駆けつけた警察は人間を救助した罪と称してダンとソガを逮捕、連行してしまう。
ダンとソガは連行された先でこの星を支配する男の元へ通される。
二人が不時着した第四惑星はロボットに支配され人間はロボットに管理される悪夢のような生活を強いられているのだった。

ロボットに支配されたディストピアを舞台としたSF要素満載のお話。
ロボットに支配されてしまった人間たちという話は近年ではよくある話ですがこの話は1968年に作られたもので、かの名作映画ターミネーターの15年前です。
自動運転を始めとしてAIやコンピューターがどんどん市民権を得ている現代社会を考えると素晴らしい先見の明を持っていたと言えますね。

ちなみにこのエピソードを担当した監督は実相寺昭雄さん。

ウルトラマンからウルトラシリーズに参加し、数多くの名編を作り上げた名監督です。

紹介動画

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