ウルトラマンの話

作品紹介 ウルトラマンダイナ

2017年7月27日

この記事は201/07/27に書いたものです。

第6回はティガに続き放送された平成ウルトラマン第2弾。
ウルトラマンダイナを紹介します。
©円谷プロダクション
引用元:ウルトラマンダイナ メモリアルボックス [DVD]

概要

舞台はティガの7年後。当時としては珍しい宇宙開拓時代を題材としたネオフロンティア時代を舞台としており、ティガに引き続きCGを駆使することで地球以外の様々な惑星での戦いを描きます。

ちなみに宇宙表現のためにCGを使いまくった結果、一話にかけた予算は5000万円に膨れ上がったそうな。
パネェ。

まぁ、使いすぎと判断して次回作は地球中心に戻るんですけどね。

また、ティガの直接の続編ということもあって、ティガのエピソードの後日談が描かれたりティガとダイナの防衛チームの共闘が描かれたりと続編であることを強く意識しています。

残念ながらウルトラマンの共演は劇場版のみでしたが今作主人公のアスカと前作主人公のダイゴはしっかり共演します。

ダイナに変身する主人公アスカを演じたのはつるの剛士さん。彼の名前を一躍有名にした作品でもありますね。つるのさんは今でもアスカとしてウルトラシリーズにゲスト出演してダイナへの変身を披露してくれています。というか、平成ウルトラからゲストを呼ぶと大体つるのさんかコスモスで主役を担当した杉浦太陽さんが出てくるのがお約束です。これが知名度の力か!

ティガに引き続き今作でもタイプチェンジが導入され、ダイナも状況に応じて3つのタイプを使い分けながら戦うのですが、自由にタイプチェンジできたティガと違ってダイナは一回の変身では一度しかタイプチェンジできないという制限を持っています。

これによりティガがどんな状況もタイプを使い分けることで乗り越えられるのに対して、タイプチェンジの判断を誤ってしまい窮地に立たされるという展開を描くこともあり、その窮地を不利な状況から逆転する熱さがあるんですよねぇ。
ちょっと余談になるのですが、このウルトラマンダイナ。ウルトラ戦士としては珍しく正体不明の存在でもあります。

歴代のウルトラ戦士はM78星雲出身の宇宙人だったり、3000万年前の地球を守っていた光の巨人だったり、地球が生んだ光だったり、全宇宙の守り神だったりと何かしらその素性が本編で明かされたり、キャラ設定されているのですがダイナだけは本編中で素性が語られることもなければ、現在に至るまで後付で設定されてもいません。
結局、彼は何者だったんだろうか。というのがファンの間での永遠の謎ですね。

ウルトラマンダイナはTSUBURAYA IMAGINATIONにて配信中です。

INABA的おすすめエピソード

第41話「ぼくたちの地球が見たい」

木星衛生軌道上の宇宙ステーション。そこで生まれた子供たちが地球へと招待され防衛チームスーパーGUTS(スーパーガッツ)は歓迎の準備をしていた。
子供たちを乗せた宇宙船は着実に地球へと近づき、子供たちは見たことない地球への憧れを募らせていく。
しかし、宇宙船を怪獣が襲撃。あろうことに宇宙船に幼体を産み付けられ子供たちは怪獣の徘徊する閉鎖空間に閉じ込められる事になってしまう。
救難信号を受信したスーパーGUTSは即座に救助に駆けつけるが、幼体が生体に成長する際に毒ガスを発生させる事が判明。このまま宇宙船が地上に降り立てば怪獣の侵入を許すだけではなく毒ガスにより数百万単位の死者が出ることが明確であり、地球の防衛ラインを超えた段階で宇宙船が撃墜されることが決定してしまう。
限られた時間の中で展開される救助作戦。そこを親怪獣が襲撃。辛くも離脱に成功したスーパーGUTSだったが、招待された子供たちの一人、最年長の少女が船内に取り残されてしまう。

宇宙開拓という舞台を存分に活かしたエピソード。

怪獣との閉鎖空間に閉じ込められるというパニックホラーな要素を持ちつつ、地球防衛と人命救助を天秤に掛けるしか無い隊員たちの苦悩、タイムリミットの迫る中で行われる緊迫した救助活動といった要素が描かれるシリアスな話。

担当脚本家は太田愛さんです。

やっぱりこの人はいい話書くなぁ。

紹介動画

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