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第12話
宇宙電磁怪獣ゲバルガから逃走してしまったブレーザー。
ゲント隊長の不信感は募る一方で、ついにブレーザーストーンを置いて出撃してしまう。
参謀長の叱責
前回の一件で参謀長からお叱りを受けるSKaRD。
言葉はキツイものの、前回状況がどうあれ敵前逃亡してしまったのは事実。しかも部下が負傷しているというのに隊長は10キロも離れた山の中で気絶。部下は危険な機体の中に放置したまま。これでは隊長として怒られても仕方ない。だというのに隊長はウルトラマンが助けてくれたと、防衛隊からすれば正体不明の宇宙人に頼るような発言が飛びだす。そして防衛隊の総力を挙げた特殊部隊だというのに怪獣の単独撃破実績は0。
そりゃ責任者としては厳しいこと言うしか無い。むしろなぁなぁで終わらせるほうが組織として大問題だしね。SKaRDの存在意義を疑う声も挙がっているとのことだけど、それもまぁ当然の結果ですとしか言いようがない。
それでもお前たちの存在意義を示せ。って言ってくれるのは期待している証だろうし、このままでいいのか?っていう激励でもあるかな。言葉は厳しいけど当てつけやパワハラではないよね。
良くも悪くもプロ意識と責任感のある上司って感じ。言ってる事は至極真っ当だしね。
総力戦
改めてゲバルガに対して戦いを挑む防衛隊。
ガラモンから回収したチルソナイトを利用した槍。ドルゴ回で登場したメガショット。バザンガ戦でゲント隊長と共に戦った特殊部隊の部下たち。
前半戦に登場した全てを結集した総力戦。話的にも前半の集大成って感じでいいですな!
第一話の感想動画でこの部下たちがまた協力してくれる胸熱展開があったらいいね。って話をしたんだけど、こんなに早く再登場してくれるとは思わなんだ。
アースガロンだけじゃなくて爆薬を使った派手な攻撃に、歩兵戦力を使った誘導などできる全てを結集している感じで良き。特撮も爆薬使いまくりで派手だったしね。
そして、その総力戦をお膳立てしていたのがアバンで厳しいこと言いまくっていた参謀長っていうのがまたいい。厳しいことを言いながらもやはりSKaRDの事は考えてくれていたというのも良き。
一つの使命
前回、前々回と勝手な行動を取るブレーザーへの不信感は頂点に達し、ついにロッカーにブレーザーストーンを置いてきてしまったゲント隊長。
しかし、総力戦でも倒せないゲバルガに対してとっさにポケットに手を伸ばしてしまうゲント隊長。しかし、そこにストーンはない。なんだかんだ言っても最後はブレーザーに頼ってしまうというか、信頼を捨てきれてないというか。
そこでブレーザーがゲント隊長に見せたのは自分の記憶。子供を守ろうとしている怪獣。部下を絶対に死なせないというゲント隊長。ゲント隊長を救うために逃げる選択をしたブレーザー。そして、3年前のあの日、ブレーザーに手を伸ばしてくれたゲント隊長。
ゲント隊長に命を救ってもらったからこそ、ブレーザーはゲント隊長を救いたかった。自分が守ってもらったからこそ、子供を守ろうとしているデマーガを守りたかった。
命を救いたいという思いはゲント隊長もブレーザーも同じだった。それに気づいた時ゲント隊長はブレーザーを求める。ブレーザーは求めに応じてロッカーをぶち破りゲント隊長の元へ駆けつける。
やはり胸熱の神回だったか。言葉でのコミュニケーションは無かったけど、ゲント隊長とブレーザーの仲がより深まったのは間違いない。
描写的に3年前からブレーザーはゲント隊長と共にあったのかな。それがバザンガの襲来によって目覚めた?
しかし、鍵をかけたロッカーをぶち破った上にロッカールームの壁までぶち破ったあたりはさすがブレーザーって感じw
いつものウルトラマンならストーンがワープしてくるだろうしねw
このロッカールームの大惨事。施設科のヒルマ・ゲントさんになんて報告するんだろう。
チルソナイトソード
お互いのズレがなくなり一心同体となってゲバルガに挑むブレーザー。
防衛隊の総力戦によって厄介なEMP攻撃は封じたものの、雷撃攻撃や電磁バリアは発動可能で身体能力に問題は一切ないという相変わらずの強敵感を見せつけるゲバルガ。ゲバルガからすれば最強の武器は封じられたけど、武器が一個無くなっただけだ。って感じなんだろうな。
それに対し、ゲバルガに刺さっていたチルソナイトの槍に目をつけたブレーザーはチルソナイトの槍、そしてゲバルガの雷撃をストーンに変えて新武装「チルソナイトソード」を発現させる。
やはりブレーザーにはロックマン的な他者の力を自分のものにする能力があるんだろうね。
そして新武器の力で見事ゲバルガを真っ二つしてみせた。
日本刀っぽいチルソナイトソードの造形もかっこいいし、同時視聴配信のリスナーさんからも同じ意見が出ましたけど怪獣の中から剣が出てくるっていうのはオーブの復活の聖剣を思い出す。
しかし、元々持っていたのが光の槍、ニジカガチから生み出したのがチャクラムというか回転ノコギリというかで、今回は剣。ブレーザーさんぶっ刺すとかぶった斬るとか肉を裂くの好きっすね。ニジカガチもゲバルガも真っ二つにしてたし、新武器のお披露目は真っ二つにするっていうこだわりでもあるんかな。
チルソナイトソードはレバーを引く方式なんだけど、そのレバーに関しても「お、なんかレバーあるやんけ。引いてみよ。」って感じで引いてたり、日本刀みたいなかっこいい剣を持ちながら野蛮人ムーブをするのはさすがブレーザーさんや!って感じw
もっとも、最近の描写を考えるとブレーザー特有の戦闘民族ムーブ、野蛮人ムーブってブレーザーではなくてゲント隊長の意思疑惑もあるわけですが。
セカンド・ウェイブ
チルソナイトソードの力もあって無事ゲバルガを撃破したブレーザー。
結局、今回もアースガロン単独の戦果はなかったわけですが、怪獣撃破に貢献したってことでとりあえずは上層部を納得させる材料は出来たのかな。司令官も満足げだったし。
司令官が退室したあとに何処かに連絡を取る参謀長の口から「セカンド・ウェイブ退けました」という一言。
おいおいおいおい。いきなりとんでもない一言ぶっ込んできやがったな!思えばブレーザー第一話のタイトルは「ファースト・ウェイブ」。ゲバルガがセカンド・ウェイブならバザンガがファースト・ウェイブだった?そして、ファースト、セカンドと来たなら次のウェイブ、すなわち宇宙怪獣の襲来も予測されているってコト!?
やはりなんか知ってるな参謀長。そして同じくなにかを知っていて参謀長に指示を出している人物がいる。それは日本支部の司令官じゃない。一体何者なんだ。
更にファースト・ウェイブはバザンガの事っぽいけど、世間的にはバザンガとブレーザーの襲来は同タイミング。つまりブレーザーもウェイブの一つに数えられている可能性がある?むしろ3年前のゲント隊長とブレーザーの一件はゼロ・ウェイブとか言われてそう。
宇宙怪獣の襲来が予見されていたなら、それに対抗するための組織がSKaRDってことなんだろうな。でも、宇宙怪獣に対抗するための部隊で隊長はヒルマ・ゲントしかいないと目をつけていた。やっぱり参謀長ゲント隊長とウルトラマンの関係知ってんじゃないのか。そして宇宙怪獣の襲来を知っていた参謀長が真っ先にSKaRDに引き抜いたエミ。エミもなんか知ってんじゃないか。今回隊長は指揮官なんだから前線は私達に任せてふんぞり返ってるぐらいが丁度いいって言って現場に出ようとした隊長を止めてたけど、これもブレーザーに変身できるお膳立てをした。と考えるのは考え過ぎか?
参謀長黒幕とは違うんだろうけど、やはり謎を抱えた人物なのは間違いない。
次回
次回は第13話という名の総集編。
これまでの戦いを振り返るのは変わらないけど、映像がなんか不穏で不思議な感じ。
これはブレーザーの視点?今回はブレーザーの視点から振り返る感じ?
映像を見るに「ブレーザー」という言葉についても言及があるみたいだし、近年のウルトラシリーズは総集編も気が抜けないので楽しみ。