ウルトラマンの話

『ウルトラマンブレーザー』第13話「スカードノクターン」 感想

2023年10月9日

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第13話

今回は13話という名の総集編。

しかし近年のウルトラシリーズの総集編は色々ぶっ込んでくるので気が抜けないところ。

と思っていたら、もはや総集編という名の本編が展開されていたよ!

アンリ

最初のナレーションをアンリが担当していたり、アンリがこれまでの戦闘記録をまとめているのを元に話が進められたり、影絵もアンリだったりと今回の主役はアンリだった模様。影絵で口紅を塗っていたけど、訓練一辺倒でおしゃれとかにはあまり興味がないのかなとか思ってたけど本編でも口紅を塗るシーンを披露。まぁ、年頃の女性ですし身だしなみには気を使うか。ここにゲント隊長いなくてよかったかも。ブレーザーが口紅に興味を持ってしまって野原しんのすけみたいなことをやりかねんw

徹夜で頑張って資料をまとめていたアンリでしたが、疲れからか黒塗りのキーボードの上で眠ってしまい、起きた時には今まで作っていた資料が全て水の泡に。

こういう活動をしている身としては身の毛もよだつ事態である。果たしてバックアップはとってあるのか。せめてアンドゥである程度戻せると期待したい。

バザンガとゲバルガ

関係性があるかと思われたバザンガとゲバルガ。なんとこの二体が同じ軌道で地球に侵入してきていた事が判明。同じく宇宙からやってきたガラモンは違う軌道を描いていた事からバザンガとゲバルガは同じところから送り込まれているんじゃないかという。いきなりとんでもない話題をぶっ込んできた!

しかもその事に気づいたアマチュア天文家たちがネットにその事を書き込むと即座に消されるというおまけ付き。

しかもしかも、1999年に防衛軍が撃墜したレヴィーラの元になった宇宙生物を連れてきた隕石もまた、バザンガ、ゲバルガと同じ軌道だったという話まで飛び出した。物語はすでに20年以上前に始まっていたのか。

20年ぐらい前であれば参謀長も現場の人物だった可能性があるし、ここからSKaRDに繋がるものが動き出していた可能性は高いな。アンリも作為的なものを感じると言っていた。バザンガ、ゲバルガが同郷なのかはわからないけど同じルートから送り込んでいる黒幕がいるのは間違いなさそう。

しかし、侵入軌道から関係性があるんじゃない?っていう疑問を出してくるのは面白い見せ方だし、うまいなぁって思った。そこに違う軌道で入ったきたガラモンを混ぜることでより信憑性を高めるのも良い。

ストーリー構成だけでなく、怪獣の登場する順番もしっかり考えられているんだなぁ。

エミ

ヤスノブにバザンガとゲバルガの侵入軌道の事を調べてもらったり、アンリに対して「どんな人でしたっけ」などと意味深な問いをして情報を聞き出そうとしているかのようなエミ。最終的に恋愛とかしてました?とガールズトークな話になっていたけど、これも探りなんだろうな・・・。むしろ、男性関係の繋がりを探ろうとしている?

そして彼女の経歴も一部明らかになって、父親が学者。自分もコンピューターなど得意で17歳でマサチューセッツ工科大学を飛び級で卒業。防衛隊に入隊したきっかけが防衛隊のシステムをクラッキングしてたら捕まって、そこからスカウトされた。というもの。

防衛隊のシステムクラッキングできるとか相当なクラッカーですな。現実でもクラッキングされた企業がクラッカーをスカウトするっていう事はあるみたいだしね。

しかし、この時にエミは何かヤバいものを見てしまったんじゃないかなぁ・・・。だからこそ、その能力を活かすと同時にエミの監視も兼ねて入隊させた。って可能性が高そう。

そして娘の誕生日よりも尊敬する学者記念日に祝杯を上げていた父親。そこまで尊敬される学者とは一体。一瞬だけ映った石堂泰之助(いしどうやすのすけ)がその学者なのか?この石堂泰之助、エミの父親、防衛隊へのクラッキング、アンリに入れた探り、そして第4話の潜入任務。いまはバラバラなこれらがいずれ線で繋がったりするのかも。そしてそれがブレーザーの物語に大きく関わってくるとか?アオベ・エミ謎が多い女である。

ブレーザー

ブレーザーの事をどう考えているか。改めてゲント隊長に問いかける副隊長。

ゲント隊長としては前回の一件でブレーザーへの信頼をより深めているものの、副隊長からすれば正体不明で自分たちの作戦に介入してくる謎の存在。それでもアースガロンと協力して怪獣を倒してくれたこともあって人類の味方なのか。と思いきやデマーガ戦では防衛隊が倒そうとしていた怪獣を守るし、ゲバルガ戦では怪獣から逃げ出す始末。かと思えばゲバルガとの二戦目では勇敢に怪獣に立ち向かって行って副隊長としては自分の命を救ってくれた。

副隊長目線では行動に一貫性が無いんだよね。だからこそ心から信用しきれない。

しかも近年のシリーズと違って今回は変身者のゲント隊長ですらまともにコミュニケーションが取れていない状態。だからゲント隊長も信頼はしているけどよく分からないとしか言い様がない。ウルトラマンは味方だよって言い切れる人が一人もいないんだよね。

現状としては結論を急がないで、なにも知らないからまずは知るところから始めよう。という感じに落ち着いた。正直序盤で出てくるような結論だけど、それだけブレーザーという存在が謎多すぎ&異質な存在ってことだな。むしろしっかりとコミュニケーションができてブレーザーと相互理解ができる様になるまでを描くストーリーになるのかも。

ブレーザーの名前

「ブレーザー」

副隊長いわく、活動銀河の中心にあるブラックホールから高エネルギーで放出されるジェットの一種。日本語でおk。

どうしてゲント隊長はウルトラマンにブレーザーと名付けたのか。

確かにブレーザーとゲント隊長のファーストコンタクトはブラックホールみたいなところから出てきてはいたし、ゲント隊長はウルトラマンが出てきた時の光が以前に読んだ本に書いてあったブレーザーの光に似ていたから。と説明したけども、その説明にいくまでにかなり間があった。恐らくウルトラマンのコードネームを提案した時にはそんな事は考えていなくて無意識に近い状態で提案していたんだろうな。なんでそう思ったのかで以前に読んだ本を思い出したのか。それとも本の話はこじつけでコードネームを提案するときには既にウルトラマンの意識介入があったのか。そもそもウルトラマンブレーザーという名前が本当に彼の本名なのかも現状不明。ブレーザーが自分自身の名前をゲント隊長に伝えていたのか。名前が無かった彼にゲント隊長が結果として名付け親になったのか。

同時視聴の時にリスナーさんからブレーザーには相手の力を吸収する能力があるから、現在の姿すらウルトラマンから吸収した結果なのでは。という説も上がっていたけど、そうだとしたらウルトラマンの姿と能力を持っただけの自分が何者かわからない無の存在にゲント隊長がウルトラマンブレーザーという存在を与えたのかもしれない・・・。

作品のタイトルロゴがブラックホールを槍が貫いているように見えるっていう意見もありましたし、今作の話にブラックホールは深く絡んできそうですね。

次回

高速で飛行する怪獣デルタンダルが登場。

アースガロンの空戦があるっぽい?

その裏でなにかを探っているエミ。ファーストウェイブと称されてるバザンガ。参謀長に対し何かを問い詰めるエミ。エミはウェイブの事を知ってるのかなって思ってたけど、そうでもないのかな。

後半の新章開幕一発目はこれまた濃い話になりそう。デルタンダルがサードウェイブなのか。それともデルタンダルとエミの物語が全く別物で同時進行するのか。









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