ウルトラマンの話

『ウルトラマンブレーザー』第14話「月下の記憶」 感想

2023年10月15日

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第14話

総集編も終わり、新章開幕となった14話。

いきなり怒涛の展開が押し寄せる。

てか、デッカーでも新章開幕一発目から怒涛の展開だったけど、総集編の後にどでかいもんを出してくるのが流行ってるのか?

エミの暗躍

のっけから外回りと称してなにやら暗躍しているエミ。

彼女が調べていたのがファーストウェイブと呼ばれたバザンガ、セカンドウェイブと呼ばれたゲバルガ。

そしてそれらをつなぐV99。しかし防衛隊のトップシークレットに次々とアクセスしていくとかマジで優秀なクラッカーだったんだな。なんでパスワードを次々に突破していけるんですかね・・・。

トップシークレットを探っていく内に三年前の爆発事故に自分の父親が関わっている事、エミはずっと自分の父親を探していた事が判明。エミが防衛隊にクラッキングしたのも父親の消息を調べるためなのかな。

三年前の事故のことや土橋祐、第66実験施設など様々な機密情報を目にして、最後は第66実験施設にたどり着くもそこで参謀長に止められてしまった。でも、父親のことを調べようとする限りエミは止まらないんだろうな。エミの存在が物語の全貌を明かすキーになると同時に、SKaRDのウィークポイントになりそう。

しかし、第66実験施設に関わるだけでSKaRDは解散、エミは懲罰房行きって一体なにがあったんだ第66実験施設。研究員たちが死亡ではなく行方不明扱いなのも気になるよね。普通に考えれば死体が見つからなかったから行方不明扱いなんだろうけど、同時視聴のリスナーさんからもコメントありましたけど、どこか別の所に飛んでしまった。とか。バザンガとゲバルガの正体が実は人間でした。とか。ブレーザーの正体が研究員の誰かって可能性もあるのか。

土橋祐

今回突如として現れたキーマン土橋祐。元地球防衛隊長官にしてトップシークレットである宇宙装備実験所第66実験施設の管理者。演じているのは寺田農(てらだ みのり)さん。ウルトラシリーズではジードの朝倉錘やティガの根津博士などで縁深いお方。

あまりSKaRDにオイタはしないようにと彼に言い聞かせているんだがねぇなどと、いかにも黒幕っぽい登場。この人が以前参謀長がセカンドウェイブの事を連絡していた人物か?自分を嗅ぎ回っていたエミに対して拘束することもなくむしろ調べてみるがいい。君なら真相にたどり着けるだろうという姿勢を見せる。

これは真実にたどり着いてみせろという挑戦状なのか、それとも彼自身真実を知らないのか。3年前の爆発事故について自分もよくわかっていないと発言しているけど、これも本当なのか演技なのか。本当だとしたら土橋も巻き込まれた側の人間って事になる。色んなことを掴んでいる黒幕は別にいるのか。土橋も黒幕に利用された側なのか。でも参謀長は土橋には近づくなって警告してるんだよね。

エミからV99とはバザンガやゲバルガを送り込んできた敵対勢力のことではないかと問われて、いい線いってるなぁ。と返しているけど、敵対勢力ではない?バザンガやゲバルガを送り込んでいるのは間違いなさそうだけど、グリーザみたいな理由のない悪意みたいなものがいるのか。実験の事は詳しく知らないけど、V99の事は知っている。この人どういう立ち位置なんだろうか。

参謀長

今回も怪獣を取り逃がしてしまったSKaRDにカミナリを落とす参謀長。いうて、ゲバルガの時と違って、今回は燃料がない、敵が早すぎて追えないっていう明確な理由があったから自分がSKaRD隊員だったら「だったらてめぇが倒してみろよ!アースガロンに乗ってよぉ!」って言いたくなるw

エミに土橋祐について質問をぶつけられ「土橋祐だけには近づくな」と意味深な警告を出す。それでも探るのを止めないエミをゲント隊長に監視させようとしたり、エミの同行に気を使っている様子があったけど、なんとエミの父親と参謀長は親友であり、参謀長はエミからおじさんと慕われているほど仲が良かった事が判明。

土橋祐に近づくなという警告やら、ゲント隊長にエミを監視させようとしていることも参謀長としてはエミを守りたいんだろうな。自分の直属の部隊であるSKaRDにエミを配属させたのもそれが理由なのかも。かつてエミがクラッキングしてしまった時に見てしまったものもそれに関わるのかもしれない。

にしても不器用おじさんだねぇ・・・防衛隊の機密や話してしまったらそれこそエミがとんでもないことに巻き込まれてしまうとか事情はあるんだろうけど、それでも守るためにあんな感じに突き放すことしか出来ないってのはね。エミとしては父親のことを探るのが目的っぽいし、長い付き合いで性格も熟知しているだろうから変に説得のために情報出したら更に食いついてくるのが分かってるんだろうなぁ・・・。

ゲント隊長は最後にエミに土橋祐や第66実験施設に関する調査の続行を許可していたけど、参謀長としてはここでゲント隊長に止めてほしかったんだろうな。でも、ゲント隊長としても3年前のことは知りたいだろうし許可を出してしまった。今後もエミは突っ走り続けるだろうけど参謀長は彼女を守り切ることができるのか。

ギャグ要素

色んなことが一気に出てきてシリアスな話と思いきや、ところどころにギャグ要素が入っていて重要な話なのに高まった緊張感を所々でほぐしながら見れる話だったw

序盤から1人で人形シミュレーションしているアンリ。参謀長にカミナリを落とされてイライラしている所に副隊長が作った粉吹き芋の話を聞いて俺が食う!と食い気味なゲント隊長。SKaRD指揮車両をモッピーと名付けるヤスノブ。しかも、モッピーがそのまま正式名称に採用されるというwヤスノブいじられそうw

そしてデルタンダルに射撃を当てられなくてノーコン呼ばわりされるアンリ。隊長と副隊長に言われてるし、今回だけでなくて以前からノーコンだと思われてたんだろうなw

土橋や参謀長とシリアス展開をしているエミと、どこかコミカルな事をやっているSKaRDメンバーの温度差が凄かったw

こういうシリアスとギャグをいい塩梅に混ぜるっていうのはウルトラマンZのブルトン回でもあったし、田口監督そういうの好きなのかなw

次回

次回は初代ウルトラマンぶりとなるガヴァドンの復活回。

しかも今回はガヴァドンを描いたのはゲント隊長の息子のヒルマ・ジュン君。

以前のガヴァドンはいきなり巨大サイズになったけど、今回のガヴァドンは小さかった怪獣がどんどん大きくなるという展開らしい。

子供たちとのコミュニケーションによって大きくなっていくガヴァドンにSKaRDはどう対抗するのか。

そして結末は如何に。今回も宇宙へ連れ去るんだろうか。

オフィス街に出現したり土管があったりと初代のガヴァドン回のオマージュも多そうだし期待。

しかし、初代のガヴァドンでも宇宙線によって二次元の存在が具現化するという夢のある話で、俺の嫁のイラストにこの宇宙線が降り注げば・・・ムフフ・・・みたいな話があって、いや、お前の嫁巨人になるぞ。っていうツッコミがされたわけですが、今回のガヴァドンはサイズが可変。上手くいけばついに我らの悲願が達成されるかもしれない・・・。でも仲良くなったら巨人化しちゃいますよね?

ダイジェスト映像

見逃し配信の終了に合わせて、ブレーザーの前半戦をまとめたダイジェスト映像が公開。13話よりもよっぽど総集している。

ナレーションが石田彰さんだったけど、以前のレグロスで出演していた縁かな。

そして最後の1分ぐらいに怒涛の新映像ラッシュ。プレミア発表会でも登場していた怪獣や宇宙人の映像に、なにやら腕に装着しているブレーザー、チルソナイトソードにも何かが装着されて、飛行ユニットのような物を付けているアースガロン。そしてアースガロンから響くAIの声。AIの声も石田さんだ!もしかして、初めからブレーザーへの出演を前提にレグロスにも出てたのかね。

やっぱりブレーザーは強化形態ではなく、武装方面で強化していく形になるみたいね。

あと、AIの声が石田さんってだけで一気に不穏な気配が出てくるのはなんでだ・・・。レグロスでも案の定裏切ったし、今度新作が公開されるガンダムSEEDシリーズでも裏切りキャラではあるし、そんなAI積んでアースガロンは大丈夫なんだろうか・・・。









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