ウルトラマンの話

『ウルトラマンブレーザー』第18話「そびえ立つ恐怖」 感想

2023年11月20日

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第18話

突然生えてきた汚染獣イルーゴ。

SKaRDには待機命令が出され、エミが重要人物に接触する中、ヒルマ家にも大きな転機が訪れる。

そしてまさかのXIGメカの登場!プロップ残ってたんだなぁ。

ヒルマ家の危機

イルーゴが吐き出す有毒ガスによって汚染が進む東京。家族の不安を打ち消すためか自宅に帰るゲント隊長。

そこで待っていたのはお父さんの帰りをずっと待っていたけど眠ってしまった息子ジュン君。そしてジュン君のプレゼント。以前ジュン君が手作りで送ってくれたブレスレットをゲント隊長はジュン君の見える所に置きっぱなしにしていた模様。やっちまってますねぇ!

ゲント隊長運動会の日程を間違えるし、息子からの手作りプレゼントを見える所に放置してるし、中々に悪手打ってるよねぇ。奥さんの反応もなんか冷めた感じだし。

しかも、ジュン君が元気ないから早めに帰ってきて欲しいという奥さんのお願いがあったその時にタイミングが悪く、事態が大きく動き出してしまうという。

これは離婚待ったなしでは・・・?

エミ、かく暗躍せり

SKaRDに下された待機命令。イルーゴとV99の関係性を疑うエミがたどり着いたのは宇宙物理学者のニシザキ・ツトム。ていうか、ゲント隊長らメインキャラやドバシはカタカナ表記なのに、西崎は漢字表記なのね。この違いは一体。

エミのお父さんの大学生時代の同級生にして第66実験施設の関係者、そして3年前の事故の生存者という貴重な生き証人。ちなみにエミはこの情報をネカフェで調べ上げた模様。ネカフェ様様って言ってるけど、要はネカフェからハッキングしたってことだよねぇ。アシがついてネカフェが営業停止に。なんてことにならなきゃいいけど。

エミからの接触をニシザキは断固として拒否したけど、最後はエミの元へ戻ってきてくれた。これで第66実験施設のことやV99の事も少しは分かるだろうか。

一方ドバシもエミとニシザキが接触したことを知った模様。これといって動揺もしていないし、なんとも言えない表情だったけどドバシにとってはこれも想定内ということか。

しかし、エミを拒絶したニシザキだけど、V99の名前が出た時がより一層強い口調になっていたし、V99は危険な存在であると同時にニシザキに大きなトラウマを植え付けたのかもしれない。その正体が次回で明かされるんだろうか。

イルーゴ

突如地中から現れ有毒ガスを吐き出す汚染獣イルーゴ。その毒性は光化学スモッグに似ているものの重症になる可能性が高い上に、攻撃をして刺激を与えると汚染物質を更に吐き出すせいで手がつけられない厄介者。防衛のために住民たちがマスクしてたけど市販品で対抗できるのかね。何もしないよりは遥かにマシなんだろうけど喉や鼻が守れても目はやられそうだよね。

しかも単なるガス放出装置かと思ったら単体でブレーザーやアースガロンと渡り合えるわ、イルーゴからゲバルガに進化するわ、次から次へと生えてくるわで底が見えない厄介な相手。ソフビのネタバレでゲバルガのしっぽ的な存在なのは知ってたけどその尻尾だけでこんなに厄介だとは誰も思わないやん。

イルーゴがゲバルガに進化するってことはゲバルガの幼体でもあるのか。イルーゴが有毒ガスを撒き散らしていたのは周辺をゲバルガの成長に適した環境に変えるためとかそういう理由もあるのかな。

それにしてもイルーゴは人が中に入って演じるデザインじゃないので操演だと思うんですけど、アースガロンやブレーザーに巻き付いたり、うねうね動くあの感じ。素晴らしい操演でしたね!

日本の巨大特撮といったらミニチュアと映像合成、そして操演ですなぁ。

空気清浄機

有毒ガスを撒き散らした汚染環境の中では力を高めるイルーゴは地球の正常な大気には弱い事が判明。清流には住めない魚がいるようなものか。

そこでSKaRDが発案したのはアースガロンの吸気排気構造を利用して周辺の空気を入れ替えてしまう、つまりアースガロンを巨大な空気清浄機にしてしまおう!というもの。スパイラル大喜利ならぬアースガロン大喜利始まった。ていうか、いつの間にかSKaRDの待機命令は解かれてたんですね。ゲント隊長はピンチになれば現場に回ってくるとか言ってたけど正にその通りだったようで。

アーくんも空気清浄機としての任務にはなんだか変な気分です。とのこと。AIでも気分ってあるのね。

結局イルーゴの妨害にあってアーくん空気清浄機作戦は失敗に終わるものの、アーくんが代替案として提案したのが、チルソナイトソード空気清浄機作戦。チルソナイトソードが電気を操る剣であることに目をつけたアーくんによって、チルソナイトソードで真空放電を行いプラズマを発生させることで空気を浄化するという作戦。プラズマクラスターってそういう理論なのかな。まさかのスパイラル大喜利ならぬチルソナイト大喜利。ウルトラマンの武器の特性を把握した防衛チームから、こう使ってくれ!っていう要請が出るのは面白いな。それをAIが提案するっていうのも新鮮。むしろAIだからこそ言葉通じるのか?とかそういう余計な思考無しで提案できたのかもしれないけど。あるいはアーくんがブレーザーが隊長だって知っているから話通るやろって思った可能性もあるか。

しかし、副隊長から要請された時のブレーザーの反応が「真空放電・・・?」「プラズマ・・・?」日本語でおkみたいな感じになってて草。実際は違うのかもしれないけど、そう思ってしまうのが今まで積み重なってきたブレーザーのイメージよねぇw

正体バレ

なんとか日が昇っている内にイルーゴを片付けて早く家に帰ることができたゲント隊長。

しかし隊長を待っていたのは自分の活躍を映したニュース番組。こうして施設科所属というゲント隊長の嘘は思わぬ形でバレてしまうことに。

でも、奥さんもジュン君もどこか清々しい顔をしている。さすがに二人ともゲント隊長が忙しすぎるとか違和感を持っていただろうし、その違和感がキレイに解消できたって感じなのかな。

特にジュン君にとってはお父さんがその事を秘密にしながら人々を守るために戦っていたとかスーパーヒーローでしょうからね。当然、また同じような生活が続けば新しい問題も発生するでしょうけど、少なくとも今はお父さんが最高にかっこよく誇りに思えているんじゃないかと思う。ゲント隊長は今度こそ息子をガッカリさせないようにしないといけませんね。

最後にお父さんが料理するぞ!ってなった後に何を作るって話でシチュー!っていうのがリアルw

やっぱりお父さんの料理ってカレーとかシチューなんだな。私の父も得意料理はカレーとか言ってたな。未だに作ってもらってないけど。

悪夢は終わらず

イルーゴの脅威は去った。と思いきや次々生えてくる新たなイルーゴ。

というわけで悪夢はまだ終わらない。次回はイルーゴの本体にして新たなゲバルガの出現。ソフビバレでゲバルガが出てくるのは知ってたけど、まさかブレーザーよりはるかにデカいサイズだとは思わなかったよ。

まだ終わってなかった第二の脅威って話だから以前登場したゲバルガから進化したとか、マガオロチからマガタノオロチの様に卵を植え付けていたとかそういうことなのかな。なんにせよ新たに送り込まれたサードウェイブってわけじゃなくてセカンドウェイブの続きらしい。

そしてエミが次元の狭間に触れる時、ブレーザーに新たな力が発現する。

ニシザキから聞いた真実からブレーザーの新たな力につながるのか。てことは第66実験施設やV99は別次元に関するなにか?それこそマルチバースに関わるなにかなのかな。その次元の狭間に関わるファードランと合体できるってことはブレーザーも別次元の存在?ブレーザーの故郷はこの宇宙にはなかったりして?

最終回に向けて物語が一気に動き出してきたねぇ。

しかし、越監督トリガーでもこういう怪獣倒したと思ったら次があったよ。っていう話作ったけど、こういう展開好きなのかな。









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