ウルトラマンの話

作品紹介 レッドマン

2017年8月22日

この記事は2017/08/22に書いたものです。
今回はウルトラシリーズとは少し違うのですがレッドマンをしょうk・・・

レッドファイ!

!?

ビシッ!ドガッ!ゲシッ!

レッドナイッ!

ザシュ!

バタッ!

チラッ

レッドアロー!

グサッ!グサッ!グサッ!

デンデンデンデーーーーーーン!

概要

レッドマンとはおはようこどもショーという番組の中で放送されていた5分番組です。

正義の味方の赤い戦士レッドマンが悪の怪獣を懲らしめるために戦うウルトラファイトの流れをくむ番組です。

という設定らしいよ!


というのもこのレッドマンというヒーロー。


怪獣たちの元に現れてはレッドファイト!という掛け声と共に(レッドファイ!と聞こえるともっぱらの噂)戦いを挑むのですが、ウルトラファイトの流れをくむこの作品も映像合成の類がありません。

当然、レッドマンの戦闘スタイルも肉弾戦。手持ち武器として愛用の短剣レッドナイフ(レッドナイッ!と聞こえる)と投擲もできる槍レッドアローを所持していますが、この戦闘がなんとも生々しい。


一例を挙げると

・馬乗りになって死ぬまで殴り続ける

・槍を突き刺しねじ込んでさらに刺す

・息の根が止まるまで滅多刺しにする

などなど

特にある怪獣に行った息の根が止まるまで滅多刺し→死体の鼻を掴んで引き摺る→崖下へ死体遺棄の3コンボは伝説として語り継がれています。


上記のような悪の怪獣には容赦のない戦闘スタイルなのです。が、そもそも悪の怪獣と言ってますが登場する怪獣達に悪事を働いているような描写はほとんどなく自分の住処でのんびりしているようにしか見えないのです。そこに現れ上記のような容赦のない行いをすることからファンの間では赤い通り魔の異名を持ちます。


時にはレッドマンから全速力で逃げる怪獣たちを追いかけるところから始まることもあれば、逆にレッドマンを待ち伏せして奇襲を仕掛けた怪獣もいます。まぁ、その奇襲を仕掛けた怪獣がどうなったのかあえてお話しする必要はないかと存じます。

極悪非道なファイトスタイルは卓越した戦闘センスに裏打ちされており、レッドナイフやレッドアローは奪われることも多々あるのですが冷静に対応し無傷で奪い返すのはもちろん、2対1の状況でレッドアローを奪われるという絶体絶命な状況ではレッドアローを持った怪獣をうまく誘導し同士討ちでもう一体の怪獣を倒させるという策士の一面を披露しました。さらに同士討ちしてしまった怪獣は仲間を殺したことに動揺してしまうのですがそこに間髪入れずに襲い掛かりボコボコにするという徹底ぷりです。

そうして敵をボコボコにして倒した後も油断しないのがレッドマン。

彼は倒した敵の死体を確認し、虫の息でも生きていれば確実にとどめを刺す、通称レッドチェックの使い手であり死んだふりでやり過ごすような生っちょろい真似は通用しません。敵を倒した後は力が抜けたように倒れ込んだり、急に大人しくなって空を見上げたりという行動を取ることから、命を奪うことに興奮を覚えており敵を倒した瞬間に興奮が絶頂を迎える、所謂イッてしまっているのではないかと一部では噂されています(通称レッドエクスタシー)。


この残虐非道な戦闘スタイルは決して伊達ではなく全138話の中で一対多の状況も数多く経験しておきながら無敗を誇っており、特撮ヒーローの中でも最強クラスの戦闘力と噂されています。


もっとも、こういったスタイルになった背景には撮影に使用していたカメラが映像合成に向かない物で光線技といった演出が全くできなかった事が原因だったりします。その状況下で子供たちが飽きないように工夫していた結果どんどん演出がエスカレートしていったらしいです。


その一方で一話だけ映像合成による光線技が登場したのですが、前述した映像合成に向かないカメラでの映像合成は当時としては革新的な事をやってのけていたようで円谷プロ内で賞賛されたそうな。

この作品に参加したクリエイターの一人に円谷プロ現社長である大岡新一氏がいます。

彼にとってはアシスタントからカメラマンへと昇格し初めてカメラマンを担当した作品であるため思い出深いようでちょくちょく当時の思い出を語っています。上記の映像合成も彼の努力により達成されたものです。その一方で近年のイベントでゲストとして招かれ、その会場でレッドマンの上映会が行われた時に「これがヒーローのやることかね」と思わずツッコんでしまい会場が爆笑の渦に包まれた事があったりします。やはり通り魔か。


とまぁ、逸話に事欠かないこのヒーローは特撮ファンの間では有名人であり、カルト的人気を誇ります。


さて、ウルトラシリーズに全く関係ない作品を長々と紹介して・・・と思ったそこのアナタ?

実はこのレッドマン。ウルトラシリーズの系譜に連なる作品なのですよ。

元々、「レッドマン」という名前はウルトラマンとウルトラセブンの企画当時の名称であり、彼はその名前を受け継いだヒーローなのです。

そして、2013年に「最も派生テレビシリーズが作られたテレビ番組」として「ウルトラマン」がギネス記録に登録された時、このレッドマンもウルトラマンの派生シリーズとして登録されているというウルトラシリーズの一つと数えてもいい作品なのですよ。


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