アニメやゲームの話

ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON クリア後感想

三週目まで終わりました。

アーマードコアシリーズは子供の頃にPS1の作品をちょっとやったことがある程度でしたので、今回が初挑戦と言っていい感じ。

初挑戦のアーマードコアが一通り終わったのでその感想を述べていきます。ちなみに私はPC版でプレイ。

ネタバレだらけになりますので未クリアの方は回れ右でお願いします。

あと個人的な評価は低いゲームです。

ゲーム的な感想

ボス戦難易度高すぎぃ!!

さすがはソウルシリーズやエルデンリングなど近年では死にゲーで名を馳せたフロム・ソフトウェア。
ボス戦が強すぎる・・・。何度コントローラーをぶん投げたくなったことか。もはや「敵が楽しいゲーム」。

話題になったルビコプターはそんなに苦戦しなかったけど、バルテウスとシースパイダーはマジで鬼門だった・・・。

一応ダークソウル3はクリアしているんだけど、ダクソ3のボス戦は明確にターン制なところがあって「この行動の後に隙ができるから攻撃」っていうパターンで乗り越えたけど、こちらはスタッガーによって隙を作っていくって感じだったから積極的に攻めていかないと厳しいのが辛かった。
ついにでダクソの場合、勝てないなら周辺を探索すればエスト瓶を増やせたり、敵から有用なドロップ品が手に入ったり、最終手段としてレベル上げができたけど、今作はそれがないのもかなり辛かった。

てか、スタッガーの仕様が控えめに言ってクソだと思う。敵はスタッガーで足を止めるのは一瞬。スタッガーケージの回復も早い。
こっちのスタッガーはしばらく動きが止まり、スタッガーケージの回復も遅く、相手はコチラの比ではない弾幕でちまちまとケージを蓄積させてスタッガーにしてくるので、完全に相手を有利にするだけのシステムになっている。
極めつけにこっちはスタッガーにしないとまともにダメージが通らないけど、相手はスタッガーなしで致命傷を与えてくるしねぇ。スタッガーをなくすだけでも相当ストレスは減ったと思う。

正直、バルテウスと戦っている時は嫌になって一回ゲームアンインストールしたし、「フロムって楽なメーカーだよなぁ!制作者が理不尽にプレイヤーをいじめるクソゲーを作れば、信者が神ゲーだ!って言って買ってくれるんだからなぁ!」とか悪態ついてた。
フロムファンの皆様、ごめんなさい。

ただ、後半になって両手に「SG-027 ZIMMERMAN」、両肩に「SONGBIRDS」、足は「EL-TL-11 FORTALEZA」。
この組み合わせを発見したらそれまでの苦戦が嘘のように無双できるようになった。

一週目のボスはこれで蹴散らした 二週目以降もこれを元にパーツを組み替えた


ネットでは強敵と騒がれているアイビスも、裏ボスのオールマインドも3回程度のリトライでクリアできてしまった。後半でバルテウスがリメイクされて出てきた時はうんざりしたものの、いざ戦ってみたらあっけなく倒せてしまった。正直、このゲームで一番強いのは1週目のバルテウスだと思う。

こういう自分だけのロボットを組み上げるゲームとしてはガンダムブレイカーシリーズやカスタムロボシリーズ、あとは昔懐かしの機甲兵団 J-PHOENIXシリーズを遊んだことあったけど、これらは自分の好きなカスタマイズを組み上げてそれで無双するゲームだった。
しかしこのアーマード・コアⅥは「ぼくの かんがえた さいきょうの ろぼっと」ではなく「制作陣の考えた適切なロボット」を組み上げるゲームだった。

まぁ、SG-027 ZIMMERMANとSONGBIRDSの強さが開発が想定していた適切な強さなのかはわからないけど、これを使ってどうぞ無双してくださいってゲームなんだろう。

思い通りのアセンブルとは一体なんだったのか・・・。

面白かったか?と言われると、面白かったとは言いにくいかなぁ。
むしろクソゲーに片足突っ込んでるとすら思える。

ストーリー的な感想

ゲーム的な面とは打って変わり、ストーリー面は意外と楽しめた。

重厚なミリタリー的世界観、傭兵として節操なく様々な勢力の依頼を受けていくのも楽しかった。
最初に散々いじめたルビコン解放戦線からオーダーが来たら躊躇なく受けるし、なんなら任務中に裏切ってくれと依頼されて裏切ることもできる。如何にも利害のみで動く傭兵って感じが良かった。

そして後半になってコーラルを巡る物語にどんどん引き込まれていった。ゲーム面が難を感じたのに3週クリアまで遊べたのはストーリーに引き込まれたのが大きい(あと、上記の最強アセンブルを見つけられたこと)。

キャラクターもそれぞれのキャラが立っていて魅力的なキャラクターが多く、推しも数多く生まれた。
ウォルターはいい親父。
エアはいい相棒。
カーラはいいオカン。
ミシガン総長はいいオヤジ。
ラスティはいい戦友。
そんな魅力的なキャラが集うスノーワーム戦のブリーフィングは何度聞いても楽しかった。
ミシガン総長がいいキャラ過ぎて倒したくなくて、ミシガン撃破ミッションは3週やる中で一回も選べなかった。ラスティの手を汚しすぎてしまった。

ただ、最終的にどのルートを通っても推しキャラを裏切ることになるのは辛かったし、エアからカーラを排除しろと言われた時は普通にショックだった。
そしてBルートの最後で立ちはだかってくるウォルターが・・・いい人過ぎんよこの人・・・。

ただ、Cエンドまで全部見た上で総括すると魅力的な点がイマイチ線で繋がらないっていう印象がある。

結局コーラルがどういうものでコーラルリリースの結果なにがどうなったのか語られてないし、ラスティが何をしたかったのかも語られなかった。ていうか、Cエンドでラスティ出てこないのおかしくない?名指しで後は頼んだぞとか言われてたから絶対立ちはだかってくると思ったのにこれは肩透かし。Bエンドでウォルターがラスボスになったのも内容は良かったけど唐突感あったし。逆にAエンドでエアがラスボスになるのは納得だった。あとは本来のレイヴンがかなり意味深な感じで出てきたと思ったら単なる中ボスA程度の扱いだったり、Cエンドで謎の存在となってたケイトが大して意味なかったり。

Cエンドで言うならラスティが出てこなかったのもそうだけど、ウォルターやカーラをオールマインドが始末してしまったのが残念。
内容的にはこれまでのすべてを敵に回すルートで、621が自分の意志でそれを選んだのだから立ちはだかるウォルター、カーラ、ラスティを倒していくっていう展開があってしかるべきじゃないかと思った。展開的にも熱くなるし。そういった熱い戦いをすっ飛ばして最後に待っていたのがイグアスでは正直盛り上がらない。

雰囲気で押し切られたけど一つ一つ細かく考えていくとあれ?あれ?と違和感が次々と出てくる感じ。
まぁフロムゲーのストーリーってそんなものなのかもしれないけど。フロム脳なんて言葉もあるぐらいだしね。

まとめ

つまらないゲームではなかったけど、面白かったとも言えない。そんな感じ。
正直初見の印象が悪すぎてクソゲーという印象が最後まで抜けなかった。最後までボス戦は「敵が楽しいゲーム」ではあったしね。
キャラクターは魅力的。

ぼくの かんがえた さいきょうの ぼろっと を作りたかったらガンダムブレイカーやるし、死にゲーをやりたかったらダークソウルやるしって感じのゲーム。

とりあえずスタッガー。スタッガーさえ無ければもっとマシな評価ができたと思う。

あとストーリーは後出し資料でいいからなにかしたら補完してほしい。









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