ウルトラマンの話

『ウルトラマンブレーザー』第23話「ヴィジター99」 感想

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第23話

次々と現れる地球怪獣。連戦に限界を迎えるゲント隊長。

一方、宇宙からは最大の脅威が迫り、地球怪獣たちの驚きの事実が判明する。

ゲンカイ隊長

次々と現れる地球怪獣への対処でお疲れのSKaRD。そして誰よりもお疲れなゲント隊長。メディカルチェックでは疲れが出ているんだろう。との事と本人は言うものの実際は骨量減少に筋肉の萎縮という普通にしていたら現れないような症状が出始めている上に、ゲント隊長は検査中に病院から脱走していた模様。

流石のブレーザーさんも心配になったのか、はたまた自分を大事にしようとしない呆れか怒りか、殴ってまでゲント隊長を休ませようとする。なんだかんだパートナーを心配するウルトラマンだけど、殴るのは流石にやり過ぎではwそれぐらいしないと休まない人なのは確かだけど。我々の目にはブレーザーストーンが光ったようにしか見えなかったけど、ゲント隊長の目にはウルトラマンタイガみたいな感じになったブレーザーが自分を殴り飛ばすところが見えたのかね。

にしても、同時視聴のリスナーさんによると骨量減少や筋肉の萎縮といった症状は無重力空間にいると起こる現象との事。ニュージェネレーションウルトラマンではいわゆるインナースペースという概念があるけど、ブレーザーのインナースペースはマジで宇宙だったりするんだろうか。宇宙飛行士の方はこういった事態を避けるために一日に3~4時間運動をしているらしいけど、防衛チームだって訓練や出動でかなりの運動をしているはず、それでも対応できないぐらいブレーザーへの変身は体に負担がかかるのかもしれない。その状態でも海外に出現したタガヌラーを倒すために無理して変身した結果、海外で変身解除されてしまう羽目に。司令部で指揮を取っていたはずの隊長が司令部から消えて何故かブレーザーが戦っていた海外で発見されるわけで、こりゃあ次回正体バレ待ったなしかなぁ。

地球怪獣の真実

群れをなして飛行するデルタンダル。劇中でも2体同時に登場していたけど、これを含めて一月で5体も出現していたとの事。更には60mの大型タガヌラーが2体同時に出現。SKaRDとブレーザーはそれぞれタガヌラーを撃破しに行くも驚きの事実が判明。

第3話で出現したタガヌラーは上空に向けてビームのような高エネルギーを放出していた。発射されたビームはなんとその時地球に向かっていたゲバルガに直撃していた模様。つまり前回タガヌラーがご飯をたんまり食べていたのは宇宙からの脅威を迎撃するためだった。そして今回もまた宇宙から迫る脅威を察知し、それを迎撃するためにタガヌラーは出現していた。第3話の時点でゲバルガが地球に向かっていたとなるとウェイブ達が地球に来るのは相当な時間がかかるみたいだし、地球怪獣たちはウェイブの存在を察知して目覚めていたのかも。前回のレッドキングとギガスもサード・ウェイブを察知していたのかな。ウルトラマンガイアでコッヴの襲来に呼応して地球怪獣たちが目覚めたように、バザンガの襲来が地球怪獣たちの目覚めを引き起こしたのか。タガヌラーが迎撃役なら、冒頭に出現したデルタンダルは伝令役だったのかな。なんにせよ怪獣たちも自分たちなりに地球を守ろうとしていた可能性があるし、地球の守護者たちを尽く人類は倒してしまっていたかもしれないって事か。

にしても、タガヌラーのビームがゲバルガに与えた影響までは語られなかったけど、今回の描写を見るに威力は強大っぽいし、ビームのお陰でゲバルガが消耗していたとか到着が遅れたとかはありそうだよね。同時視聴のコメントでもあったけど、これがなかったらゲバルガとガラモン順番が入れ替わってチルソナイト無しでゲバルガと戦っていた可能性もあるわけで、タガヌラーは超ファインプレーをしていたわけだ。

迫りくる脅威

エミの知人でアマチュア天文家ミッチー。蕨野さんの顔を見てミッチーと言われると違う人を想像してしまう。あっちはミッチだけど。

ミッチーが捉えたのは地球に向かって接近してくる謎の歪み。その歪みはバザンガ、ゲバルガと同じ軌道で地球に向かっていた。更に観測衛星のカメラで捉えた映像を元にレンダリングすると見えてきたのは、宇宙怪獣。正真正銘サード・ウェイブのご登場である。防衛隊もプロの天文家も見つけていなかったらしいけど、歪みを見つけるわ、観測衛星のカメラにアクセスできるわアマチュアの域を越えてないこの人。相手はペロリンガ星人の宇宙船かな?

今回登場したタガヌラーはこれを迎撃するために目覚めていた模様。タガヌラーのビームと真実に気づいたSKaRDの奮闘で地球に向かっていたサード・ウェイブを叩き落とし今回は地球到達を阻止したものの、月に墜落したサード・ウェイブはまっすぐに地球を見つめていた。最終決戦の時来る・・・か?

SKaRDは解散だ?

タガヌラーの真実に気づき、サード・ウェイブ撃墜に協力したSKaRD。

しかし、そのためにはタガヌラーを狙った空爆を撃墜せざるを得なかった。結果としてサード・ウェイブを月に叩き落しただけでなく、地球に迫っていた脅威を事前に察知することに貢献したわけだけど防衛隊の軍事行動を妨害するという紛れもない反逆行為、利敵行為を行ってしまったことも事実。防衛隊日本支部の司令官からも流石に看過できないとお達しが。それに対し久々登場の参謀長はすべての責任は自分にあるとして責任を被ろうとしている模様。とはいえ、一人の首でなんとかなるだろうか。地球に最大の脅威が迫っている中でSKaRDの解散、およびアースガロンの接収とか起きそうだな。ただでさえ宇宙からの脅威が迫っている中で地球人同士の内ゲバまで発生する可能性ありだけど、状況的にも話の尺的にもそんな事やってる余裕あるのかなぁ・・・。

ウェイブとV99

今回のサード・ウェイブを見るにV99は隕石に怪獣を括り付けて送り込んでる?しかも第3話の時点でゲバルガが地球に向かっていたということは移動にはそこそこ時間がかかる模様。V99はワームホール発生装置を持っているのに、なんでわざわざ宇宙船代わりみたいな隕石に怪獣を括り付けて送り込んで来るんだろう。地球近海にワームホール開いて送り込むんじゃだめなのか?

もしかして地球ではV99とウェイブを一括りにしてるけど実は別物だったり?V99とウェイブは同じ星系にいる別の星の生物とか?1999年に現れたV99は警告をしに来たのかな。地球に侵略者が現れるよって。そしてその警告通りウェイブという侵略者が現れた。V99が残したワームホールの発生実験でブレーザーがいるところと繋がったと考えるにV99はブレーザーの同族だったり?あの事故で行方不明になった研究員達はワームホールを通ってV99の星にたどり着いて保護されてるとか?それだったらバザンガ、ゲバルガ元人間説もなくなるって心穏やかになれそう。ワームホール発生装置もいざという時に自分たちが助けられるように地球とのパイプを残しておいたとか?

この辺の謎もあと2話で明かされるのかな。というか、あと2話で本当に終わるんだろうか。ヒルマ親子の話は劇場版に持っていくとしても処理しないといけない物が多いような気がする。

まぁ、ウルトラシリーズにはすべてを最終回で回収したネクサスという大先輩がいるし、近年でも最終回で綺麗にまとめた水星の魔女もあるし、きっとなんとかしてくれるでしょう。

次回

ラスボスも登場して一気に最終決戦へ・・・と思いきや次回は総集編。

来週は放送おやすみ。つまり3週間待ちでございます。デッカーでもこのスケジュールだったけど、今後はラスボスを見せてから3週間待ちが基本になるのだろうか。

そんな総集編ではあのロボットと、あの怪獣アシスタントたちが帰ってくる。最終決戦に向けてじっくりおさらいさせていただきましょうか。









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