ウルトラマンの話

『ウルトラマンブレーザー』第19話「光と炎」 感想

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第19話

イルーゴを倒したと思ったらまた生えてきた。

現れる宇宙汚染超獣ブルードゲバルガ。

一方でV99関係が大きく動き出し、一人の男の野望が動き始める・・・?

地球外生命体V99

前回登場したニシザキから語られた事。第66実験施設で実験されていたものは地球と宇宙の果てを繋ぐワームホール発生装置。その残骸が第66実験施設に運び込まれ復元がされていた。

そしてそのワームホール発生装置を地球に持ち込んだのが1999年に現れた地球外生命体「V99」。V99は彼らの種族名ではないと思うから地球側のコードネームだろうな。同時視聴のコメントによるとVは「Visitor」、来客という意味ではないかとのこと。

そして復元が完了したワームホール発生装置を発生させたのが3年前のあの日。発生したワームホールは制御不能に陥り、周辺にいた研究者たちを飲み込んだ。

てことは1999年に異星人との接触があって、その異星人達がワームホール発生装置を地球にもたらしていった。残骸になっていたのは地球で何かあって壊した?それとも壊れた状態で置いていった?あるいはV99が自分の星に帰るために使ったワームホール発生装置を地球が回収したって感じかな?なんかの作品で、地球に自分たちの超技術を渡してそれを地球人達が使えるかどうか試した。みたいな話もあったな。その可能性もあるか。で、使える場合は手駒にしたり脅威認定して排除したり。

地球はその技術力にあやかろうとしたと。ワームホール発生装置を解析する中で得た情報とか技術がアースガロンに使われてそうだな。

ワームホールの側にいた科学者たちはそのまま飲み込まれてしまった。てことは銀河の果てに飛ばされた?飛ばされた果てでその環境に適応し地球へ帰還しようとした結果、地球ではウェイブという脅威にして最重要機密になっているって可能性がありそう。ウェイブたちはジャミラだった?R-TYPEタクティクスを思い出す展開だけど。この場合でも単に環境に適応しただけなのかV99達に改造されたのかは不明だし、ウェイブ達に人間の知性は残っているのか、それすら無くなっているのか。帰巣本能だけ残されていて理由はわからないけど地球を目指している。なんてパターンもありそうで恐ろしい。

そしてブレーザーもワームホールの実験によって地球にやってきたってことか。V99がもたらしたワームホール発生装置で繋いだ先にブレーザーがいたってなると、ブレーザーとV99は近いところに住んでいる可能性はありそう。むしろブレーザーもV99の一人だったりして。

ブルードゲバルガ

今回の登場怪獣「宇宙汚染超獣ブルードゲバルガ」。超獣の名前を冠してきたか。ちなみに全長150mだそうな。ラスボスクラスのサイズですよそれ!同時視聴の時にブルードというのは子育てを意味する言葉というコメントがあって、確認してみたら鳥や昆虫が子供を育てるっていう意味合いがあるらしいですね。まさにイルーゴを繁殖させているという意味ではぴったりなネーミング。

以前ゲバルガが通信妨害の拠点にした通信施設を中心に繁殖していたって話だからゲバルガが卵を植え付けたりしてたのかな。

とんでもない強敵を前にブレーザーもやる気満々で初手からチルソナイトソードを構えて、今回限定のぐんぐんカットまで引っ提げて登場したものの、なんとそのチルソナイトソードをへし折ってくる始末。まじかよ宇宙超合金のチルソナイトを小細工なしの質量だけでへし折りやがったぞ。EMP攻撃も強力だけど、大きさと質量だけで普通に強いという。流石に大きすぎてブルードゲバルガ自身は格闘戦とか無かったけど、尻尾のイルーゴだけでアースガロンやブレーザーを圧倒できるっていうのが強敵感を増している。やはり大きさは強さである。

ファードラン

強敵に苦戦するブレーザーを助けるかのごとく現れた炎龍怪獣ファードラン。龍というよりは火の鳥に見えるけど、あれって第66実験施設だよね。恐らくファードランが出てきたアレが例のワームホール発生装置なのかな。予告ではエミが次元の狭間に触れる時って言ってたけど、どっちかというとブレーザーのピンチに呼ばれて飛び出たって感じがする。明らかにブレーザーを助けようとしてたし、ファードランを見たブレーザーも喜んでる感じだったし、仲良く雄叫び上げてたし、顔見知りではあるよね。レオとロンみたいにペットの関係だったのかも。ファードランと合体した後にカラータイマーの点滅止まってたし、合体によってエネルギー回復もできる?

しかし、ファードランアーマーかっこいいし強い。ブルードゲバルガものすごい強敵感あったのに、ファードランアーマーの前には割とあっさり倒されてしまって一気に噛ませ犬になってしまった。正直、え?これで終わりなの?って感じだった。それぐらいファードランアーマーは圧倒的な強さを持ってたな。

父から娘へ

ファードランとともにエミの前に現れたのは・・・エミの父親アオベ博士。エミとともにファードランをブレーザーの元へ送り届けてエミに誕生日を祝う言葉を残して消えていった。

彼は一体何だったんだろうか。アオベ博士本人?博士の残留思念?幽霊?ファードランを連れてきたのは彼のように思える。

アオベ博士全く喋らなかったり一人で動かせそうなレバーを動かすのにエミの協力を仰いだりしてたけど彼には話したり物理干渉が出来るだけのエネルギーというか、そういうのが無かったんだな。残された数少ない時間の中で彼が選んだのは娘の誕生日を祝うことだったわけだ。エミ曰く娘の誕生日と尊敬する科学者の誕生日が一日違いだから間違えてしまうような父親だったらしいけど、それでもしっかり娘の誕生日は覚えていたし、エミもお父さんのことをずっと探していたわけだし、短い時間ながらも一つの親子の形が見えた感じがしましたなぁ。

そしてアオベ博士がニシザキに託していたエミの写真が入ったペンダント。その中に入っていたのは鍵。その鍵によって施錠されていた引き出しの中にあったのはアオベ博士の日記。そこにはV99やワームホール発生装置に関わる研究の記録。そして、アオベ博士のV99に対する思い。もしまた彼らと出会うことがあれば対話してみたい。彼らのことが知りたい。地球よりも遥かに進んだ科学力を持つV99を脅威としてではなく、対話によって分かり合いたいというアオベ博士の思いが日記によってエミへと託された。

ここにはV99に関する非常に重要な情報が大量に入っており、SKaRDにとっても大きな力になる・・・はずだった。

動き出す黒幕

父親がエミに残した日記を奪い取る男。ドバシ・ユウ。ついに動いてきたなドバシ。

彼が言っていたあの実験が何だったのかはよくわかってないんだ。という言葉は真実ではあったんだろうな。「何も知らない」ではなくて「肝心なところがわからない」なんだろうけど。

アオベ博士がエミに日記を残していること、残しているものの正体は分からなくても大事なものを残していることは知っていたんだろうな。だからエミを泳がせた。一気に黒幕感増してきたなドバシ。最も最終的な黒幕というよりは良いように操られて最後に全部持っていかれる枠な気もするけど。

地球の平和を守るためというけど、一体何を企んでいるのやら。

しかし寺田農(てらだみのり)さんは朝倉錘もできるし、ムスカ大佐もできるし、ドバシもできるし、演技の幅が広いお方だなぁ。

参謀長

ドバシから語られた衝撃の事実。参謀長は謹慎となった。

おそらくこれまでのSKaRDの戦績、前回や今回の待機命令違反、更にはエミの単独行動の責任を背負わされたんでしょう。むしろ自分から責任を背負ったまであると思う。ドバシとしても参謀長を切り捨てることを前提にエミを泳がせていたんだろうな。

今回の説教はいつもと違って座らせていたけど、参謀長に最後通告来てたんだろうな。いつもと違って結構参ってる感どうしよう感あったし。同時視聴のコメントでは座らせるのはガチの説教っぽいってコメントありましたけど、確かに会社とか本気で説教するときって別室で座らせるよねぇ・・・。それでいて参謀長自身から「そんな言葉で上層部を納得させられるのか」って言っていたから何とか説得材料を引き出したかったってのはあるんだと思う。でも、庇いきれなくなったから自分がすべてを被る形でSKaRDやエミを守ったんだろうな。

エミとしても自分の行動がおじさんを追い込んでしまったことに気づいただろうしエミとおじさんの関係も含めて参謀長周りが大きく動きそう。そして最終盤で華麗に復活して欲しい。

次回

次回は副隊長のふるさとのお話。なんでも副隊長の父親が倒れたということで慌てて故郷に帰るも防衛隊をやめて欲しい父親の嘘だったそうな。・・・なんかウルトラセブンのカナン星人回と被るぞ?ちょうどカナン星人再登場したし。

そして故郷で起きている作物の不作を解決するらしい。ヤスノブが変なことしてるし、最終章前に一息入れる感じの話になるかな。話数的にも前作のらごんさまに近いしね。









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