この記事は2018/06/15に書いたものです。
あらすじ
ウルトラの星へ反旗を翻したウルトラマンベリアルはウルトラマンゼロら勇気ある者達によって倒され、ウルトラの星には平和が戻った。 しかし、突如として謎のロボット軍団がウルトラの星を襲撃。ゼロは父ウルトラセブンと共にロボット軍団を撃退するもそのロボットはなんと別の宇宙から送り込まれたことが判明する。 別の宇宙にウルトラの星を狙う者がいる。この事態を重く見たウルトラの父は別の宇宙の調査を決定。しかしウルトラの星の全ての力を結集しても別の宇宙へ送りこめるのは一人が限界だった。 ゼロは自らその任を志願。父や偉大なる先輩に見送られ別の宇宙「アナザースペース」へ旅立つ。 別の宇宙で彼を待っていたのは新たなる仲間との出会いと復活した宿敵ウルトラマンベリアル。そしてベリアルの作り上げた銀河帝国だった。
主な登場ヒーロー
・ウルトラマンゼロ CV:宮野真守 ウルトラセブンの息子にして若き最強戦士。前作でも主役級の扱いだったが今作では名実ともに主役を務める。 ウルトラの星を襲撃したロボット軍団の出元を知る為に単身アナザースペースへと乗り込む。 アナザースペースの太陽は彼に力を与えてくれず、その行動は大きく制限されることになる。俺がウルトラマンだ!とは言わないが、俺はウルトラマンだ!とは言った事がある。
・グレンファイヤー CV:関智一 アナザースペースでゼロが出会った炎の戦士。その名の通り熱く真っ直ぐな熱血漢である。 海賊達の用心棒をしていたところにゼロ一行と出会い、ゼロとは殴り合いの末に互いを認める仲となった。PVで死亡フラグをぶっ刺していた。 ヒーローファイヤーマンのリメイクキャラ。俺のこの手よりも頭が真っ赤に燃える。むしろ全身燃える。
・ミラーナイト CV:緑川光 アナザースペースでゼロが出会った鏡の戦士。 ベリアルに立ち向かうも敗北しベリアルの闇の力を植え付けられしまう。自らを抑え周りに害を及ぼさないように自らの世界に閉じこもっていたが、ゼロに闇を浄化され仲間となる。 ・・・のだが、閉じこもっている時に体育座りをしていたり、浄化の方法がゼロに抱きしめられることだったりと本作屈指のネタキャラとなった。 ミラーマンのリメイクキャラ。お前を殺す。とは言わない。担当声優の緑川氏は円谷プロ制作の「電光超人グリッドマン」にてグリッドマンの声を担当しており久々に円谷ヒーローを演じることになった。
・ジャンボット CV:神谷浩史 アナザースペースでゼロが出会った鋼の戦士。エスメラルダ王家に仕えるロボット戦士で王女エメラナと共にベリアルの魔の手から逃げていた。 当初はジャンバードという移動形態で一行の足として活躍していたが最終決戦にて鋼の戦士ジャンボットへと変形する。 ジャンボーグAのリメイクキャラ。自分の行いを振り返って自分は万死に値すると言った事がある。
この4人は物語の最後に「ウルティメイトフォースゼロ」という自警団を結成している。 ちなみにリメイク元の作品が放送されていた昭和の時代ウルトラマンとその他の円谷ヒーローを共演させるという試みがあったものの、実現せずに頓挫している。この「ウルティメイトフォースゼロ」はある意味ではそのリベンジと言える。 中の人達の豪華っぷりに一部のファンからは「乙女ゲーが作れるメンツ」と言われた。その場合の主役はエメラナ姫っすかね。
主な登場人物
・ラン 演:小柳友 アナザースペースでゼロが出会った青年。人々を助ける為にベリアル軍に立ち向かう勇敢さを持つが、それが原因で重傷を負ってしまいゼロに助けられた。 その後はナオの事をゼロに託し彼と一体化する。 一体化後はゼロの意識が表に出ておりランの体を借りてゼロとして行動する事になる。 中の人は後に別世界の科学者になった。 ・ナオ 演:濱田龍臣 ランの弟。 兄と共にベリアル軍へと立ち向かう勇敢な少年。ゼロと一体化した兄に最初は戸惑うもすぐに受け入れてゼロを兄貴と慕う。 最終決戦ではジャンボットにジャンファイトして共に戦った。 数年後に現れたベリアルの息子は彼によく似ているらしい。 ・エメラナ 演:土屋太鳳 惑星エスメラルダの王女で本名はエメラナ・ルルド・エスメラルダ。 ベリアル軍の襲撃の際にミラーナイトに救われジャンボット共に逃げのびる。 演じたのは女優としてブレイクする前の土屋太鳳氏。ブレイクした今でもウルトラマンフェスティバルのサポーターになったりとウルトラシリーズに関わり続けている。
主な悪役
・カイザーベリアル CV:宮迫博之 ウルトラマンゼロの宿敵ウルトラマンベリアルその人。 前作の戦いを密かに生き延びており別の宇宙「アナザースペース」へと渡り一大帝国を築き上げた。 そのためウルトラマンベリアルの名を捨てて自らをカイザーベリアルと名乗る(あれ?) まさかの復活に多くのウルトラファンが驚いた・・・なんて事はなく前作のラストにて生存が判明しており「円谷プロ続編作る気満々だな」とか言われてた。 暗黒参謀ダークゴーネ CV:川下大洋 ベリアル帝国参謀。腕を鞭に変化させたり影を渡り歩いたりとトリッキーな戦法を好む。 元ネタはジャンボーグAに登場した敵幹部達で彼らは名前が「◯◯ゴーネ」という共通点があった。 因みに元ネタの幹部達には登場が予定されていたもののボツになった物もあり、その名前もダークゴーネだったらしい。これは意図したものではなく当時のスタッフは偶然の一致に驚いたと語っている。 鋼鉄将軍アイアロン CV:若本規夫 ベリアル帝国将軍。あらゆる攻撃を弾く鉄壁のボディを持つCV若本。 元ネタはミラーマンの序盤に登場した怪獣。ダークゴーネとは違い一般の怪獣が元ネタである。出世したなおい。 ダークゴーネとアイアロンは元々別の人物に仕えていたが、別の宇宙から現れたベリアルに魅せられて彼の配下になったという設定がある。 また、もう一体ファイヤーマンの敵キャラをリメイクした幹部を出す予定だったもののボツとなった。そのボツ幹部は数年後にパチスロで日の目をみている。
概要
前作ウルトラ銀河伝説に続く新生円谷プロ映画作品第二弾にしてウルトラシリーズ生誕45周年記念作品。 前作で初登場となったウルトラマンゼロを主役に別の宇宙を舞台にした冒険譚を描きます。 そんなゼロと冒険を共にするのは過去の円谷ヒーローのリメイクヒーロー達。円谷プロが生み出したウルトラ以外のヒーローの中でも人気が高いファイヤーマン、ミラーマン、ジャンボーグAを元としたヒーロー達がゼロと共にストーリーを盛り上げます。グリッドマン「俺は!?」 ゼロ「お前は中の人参戦してるし、昭和じゃないから無しだ。」 レッドマン「俺は!?」 ゼロ「お前が出たら俺の冒険譚じゃなくてお前のジェノサイドショーになるから無しだ。」今作では並行宇宙マルチバースという別の宇宙が無数に存在しており今までのウルトラシリーズの各作品を別の宇宙での出来事とする現在のウルトラシリーズの根幹をなす設定が確立されました。 これにより繋がりがないとされていた作品同士にも繋がりが生まれシリーズを超えた客演が出来る下準備を整えたことで現在のウルトラシリーズでは過去作の客演が頻繁になされるようになりました。過去作の人気で売る現在のスタイルを生み出してしまったとも言える。前作ではすべてのシーンをグリーンバックのCG合成で生み出していましたがCG合成を多用する手法は今作でも変わらず宇宙を旅する大冒険を壮大なスケールで描きます。 特にゼロが別の宇宙へ飛び出した時のマルチバースが広がるシーンやジャンボットの変形プロセスは人気が高く当時の特撮の中では頭ひとつ飛び抜けたクオリティを見せてくれます。もっとも、このせいで制作現場は火の車だったらしくエメラナ役の土屋氏によると完成は奇跡が起きた結果らしい。 「ウルトラマンゼロTHEMOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」はTSUBURAYA IMAGINATIONで見放題です!
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